鋭意製作中

8月に入りましたまだ完成していません。
今月こそ完成へ!

2012年7月2日月曜日

NDL Potsdam (70) - ボラード地獄が始まり、そして終わる

今回は、恐ろしく単調で、恐ろしく忍耐を要し、恐ろしく連続する作業を報告します。そう、紙模型では避けては通れないボラードの組み立てと設置です。ドイツ語ではPollerと言いますが、複数形もそのままPollerで単複同形です。ドイツ語でも単調な作業の連続で頭が変にならないように負担を軽減してくれているのかもしれません。

皆さんの気が変にならないように、ここでは作業前の部材と各部品の組み立て前の様子、組み立て後の様子、本体に設置したときの様子の写真だけをご覧に入れます。

かく言う私も、作業中が頭が変になってきて、いくつか写真を撮り忘れましたので、上記のすべての写真をご覧に入れることはできません。でもその方が精神衛生上いいかもしれません。

私の本業は産業翻訳者です。紙模型は息抜きに始めたのですが、実は結構産業翻訳の作業と似たところがあって、マゾヒスティックな性向がないと長続きしないようですね。

何はともあれご覧下さい。

まずは前方のものから。

筒を作ります。

台に載せます。

トップを蓋して船体に載せました。

前作TSS Stefan Batoryでは、この部分は絵で描かれていました。実際に作るとやはり立体感が違います。

次からは特に解説しません。












































ふう。見るだけでうんざりですね。でもこれですべてのボラードが出来上がりました。たぶん。

連続してみて見ると後にいくほど筒の円形がきれいになり真っ直ぐに立っていく傾向があるようです。単純な作業の連続ですが、今度はどれほどうまくいくか、短時間できれいにできるかを見ていくと単純な作業もスリリングになり退屈しません。

こういう作業は、じっくりと時間をかければ上手くいくように考えられますが、そういうわけではありませんね。むしろ集中して短時間で出来たときの方がきれいだったりします。産業翻訳と似たところがあると言いましたがこういうところも似ています。紙模型の方は、プロにはとてもなれませんが、指先が機械のように動き、短時間で均質な出来映えが確保されるようになるとディテールにもバランスが生まれますね。




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