細かい作業はまだまだ続きます。今回はウィンドラスです。ドイツ語ではAnkerwindeと言います。前作のTSS Stefan Batoryでもそうでしたが、一つの部品としては最も部材数が多く、しかも細かい作業になります。エッチングパーツやレーザーカットの別売部品を使うとさらに細かく精密なものができますが、どうもそこまではやる気になりません。自分の手でできる範囲で最高点に達することができればそれで満足です。というわけで、今回も付属のパーツを組み立てていきます。
部材はこれです。99番。かなりの数です。
でもこつこつ組み立てるとこんなふうにできあがります。250分の1なので400分の1のStefan Batoryに比べれば、それほど無理はありません。ただチェーンストッパーの取り付け位置を間違えていますね。後で修正します。あとはアンカーチェーンですが、パーツにはXが付属しています。でもこれはちょっといただけません。
紙一枚の絵だったら、自分で作ったチェーンの方がましというもの。黒い厚紙を用意しました。
まず細いストライブを作ります。
くるりと巻けるように丸めておきます。
そしてチェーンを作ってみました。何とかできましたが、ちょっと均質性がありませんね。
それでも付属の部品よりはずっとましと言う感じもしますが・・。
もう少し作ってみましょう。今度は接合部が隣の環の陰に隠れるようにしました。だんだん良くなってきましたね。
それでもまだ満足せずに、もう一度作り直しました。下の二つがそれです。だんだんとピンセットでの作業にも慣れてきて均質にできるようになりました。接合部はやはり隣の環の陰に隠して、隣の環とはボンドで固定してしまいました。合格レベルです。
作っておいた巻上機の底板には穴を空けておきましたので、チェーンをそこに固定します。
こんなふうにできあがりました。絵に描かれた大きさでチェーンを作ったのですが、ちょっと大きかったかなという気もしますね。もう少し小さな環もできました。
船首に固定してこのステップは終了です。
最後の写真は、SassnitzとTrelleborgの間のフェリーFS Trelleborgのウィンドラストとチェーンの画像です。チェーンの環はもっと細く、小さくすべきでした。
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