今回から数回、換気装置です。退屈なので覚悟してお読み下さい。
この船、換気装置がやけに多い。1930年代はまだ集中換気装置が一般的なかったんでしょうか。吸気、排気口が各部分に分散しています。でも仕方ありませんね。この頃の船を作りたいって言うんですから。
まず81のパーツ。部材はこれ。これまでにもいくつかこういうものを作りましたね。
切り出して、必要なものは成形し、輪にしました。だんだん慣れてきて筒も難なくできるようになりました。模型作りには慣れって必要ですね。
各部を繋げて部品ができました。
本体に接着します。甲板に明けておいた穴は、必ずしも十分な直径がない場合もあります。そのときは尖ったドライバなどで穴の大きさを調整してから差込みます。また甲板に垂直に立てるのではなく、水平面に対して垂直になるように気をつけます。
続いて82の部材。製作は慣れてきましたが写真は手がぶれました。
これは頭部の裏面ですが、その下に着く筒の位置が分かりやすいようにその位置に円が描かれています。
ちょっと気が変わって、頭部の底板を円筒の上(下)にではなく、円筒の中に入れてみました。部材はキットのものでなく、別の厚紙からパンチで切り出しました。分かりやすいように×印付けました。
左端のものが設計図の指示通りに作ったもの右の二つが底板を筒の内部に入れたものです。
中に入れることで、円形が安定するのが分かりました。大分慣れてきてわりときれいに円ができるようになっていましたがやはり出来不出来があり安定を見ませんでしたので、円盤を筒の中に入れるこのやり方なら上手く、均一な出来上がりが保証されます。
本体に設置しました。81も悪い出来ではありませんが、この82の方がいい出来ですね。これからはこのやり方を採用します。
最後の写真は、ドイツのザスニッツとスウェーデンのトレレボリを結ぶフェリーFS Trelleborgの甲板にあった同種の換気装置です。これは何型というのでしょうか。名称がありますか?
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