鋭意製作中

8月に入りましたまだ完成していません。
今月こそ完成へ!

2012年8月12日日曜日

NDL Potsdam (86) - マストの製作 (1)

手すりは前回ですべて終了しました。今回からマストの製作に入ります。マストは、ファンネル、ブリッジ、プロムナードデッキと並び船の個性が表れる部材ですので、丁寧に作りたいと思っています。

まずは部材をご覧あれ。手前の103が前方のマスト、奥の104が後方マストです。どちらも途中までは同じ太さの円柱、その先は先端にいくほど細くなる円錐、正確には円錐台になっています。これ実際にその通りなのでしょうか。私は単純に先端にいくほど、それに比例して細くなるものと思っていましたが。

上の部材でわかることですが、このマストには梯子がかかっています。糸を加工して梯子を作ろうと思っていましたが、どうもこの大きさには無理がありそうですので、今回は止めておきます。ディテールを作り込むというのも楽しいのですが、その工作によって汚くなってしまっては本末転倒です。すべて自分のできる範囲で最高のものを目指します。

まず基部から作っていきましょう。キットでは単なる中空のシリンダーなのですが、これでは強度的に弱いのではないかと思い、自作の芯を入れることにしました。厚紙を二枚貼り合わせたプレートにマスト側面の丸みに合わせてディスクを二つに切って設置しています。これでマストの形が安定するのではないかと思います。

まず円柱を作り、その中に芯を入れます。
芯が入りました。形が安定し、きれいに立ちます。

ここまではうまくいきました。

2012年8月9日木曜日

NDL Potsdam (85) - Aデッキ(前方)の手すり

手すりも、ステップのものを除き、最後になりました。最後は船首の手すりです。

これが部材ですが、一繋がりのものとしては最も大きい部類に属します。単純なだけにきれいに作るのは難しそうですが頑張ります。今回もハサミで支柱を切り出しますが、ハサミを入れる前に、切るラインを引きました。そうすることで支柱の太さを均等にする狙いがあります。

支柱がずらっと並びました。細すぎて直線になりませんが、ピンセットで成形し、できる限り歪みをとります。

一本目のバーがつきました。ボンドが乾く前に糸を設置しなければなりませんので、これだけ大きいと時間との勝負です。

すべてのバーがつきました。均質にできたようですがどうでしょうか。

切り出しました。ここまでは順調です。

設置しました。すんなり付いたような印象をもたれるかもしれませんが、あっちを付ければこっちが落ち、こっちを付ければあっちが落ちと悪戦苦闘の末の設置です。写真では割ときれいに見えますが、ちょっと不満の残るできです。

前方からの撮影です。水平はいいのですが、縦のラインがあまり真っ直ぐではありません。お見せする気になりません・・。


気を取り直して左舷の作業に進みます。

右舷と同様に、手すりができました。ここまでは今回も順調です。

今回は本体への接着を助けるために、こんな補助具を作ってみました。ハウス側を接着しているときに手すりの前方側が落ち、結果として折角きれいに作った手すりを歪ませていまわないようにという配慮です。

効果は計算通り。なかなかよし。

今度は上からも見せられます。

トップの一本は、少し太めの糸で作ったのですが、わかるほどの違いは出ませんでした。それならボンドでコーティングする際に少し厚塗りにした方が良かったかもしれませんね。この教訓は、次の作品で活かすことになりますが。

こういう大きな手すりを歪みなく真っ直ぐに設置するにはどうしたらいいのでしょうか。内側に三角形の支柱を付けるという対策も考えましたが、付いてしまった後に力で矯正するのは難しそうです。やはり均質につくり歪まないように設置するというのが王道ですね。それにはやはり年季がものをいいそうです。

2012年8月2日木曜日

NDL Potsdam (84) - Aデッキの手すり

船尾(B)デッキの手すりに続いて船尾Aデッキの手すりの製作です。作り方はいつもと変わりません。

左舷です。側面と後方はほぼ90°に交わっていますので、接着してから甲板に設置した方が楽かと思ったのですが、考え過ぎでした。一つ一つ付けた方がコントロールが利きますね。反省。

手すりの工作はもう珍しくもないので、両舷で設置したところしかご覧にいれませんよ。
もうトップのウッド部分も載せられています。

後方からのショットです。

真後ろから。AデッキよりもBデッキの手すりがよく見えますが。

このAデッキとBデッキですが、ツーリストクラス用のオープンデッキとプロムナードデッキの役割を果たしているようです。ファーストクラス用に比べればグレードは落ちますがなかなか気前のいいデッキ利用です。この辺りが「急行汽船」の面目かもしれませんね。



2012年7月31日火曜日

NDL Potsdam (83) - 船尾デッキの手すり

今回は、船尾デッキの手すりを作ります。

部材はこちらです。左右裏表の四枚ありますが、二枚だけを使います。一部切り取るところがあるのは、繋船用のロープを通すスペースです。外から見ると、その後ろにボラードが位置します。

いつものように支柱を残して紙を切り、糸を貼ります。今回の支柱はこれまでで最高のできです。細く且つ均質です。

設置する前に、その位置に置いてみました。

成形のためナットで形を作りしばらくそのままにします。


禍々しいものが写っていますが、今回初めて投入した新兵器です。模型工作用に販売されている注射器で、中にボンドを入れ針を装着しました。
これまでは一度ボンドを紙の上に出し、クリップを加工した棒で必要な箇所に置いていましたが、外に出しているうちにボンドが固まってしまいますので、無駄になるボンドが多いのが難点でした。ボンドを効率よく必要箇所に運ぶのにこの注射器の導入を決定しました。

手すりを必要な箇所に設置しましたが、きれいに配置されましたね。


反対側も同様にして手すりを設置しました。こちらもなかなかきれいに仕上がりました。
後ろから見たところですが、換気装置やボラードが手すり越しに見えます。

会心の出来です。

2012年7月29日日曜日

NDL Potsdam (82) - プールの梯子

日本では連日猛暑が続いている地域も多いようですね。ベルリンも今週は30℃を超える日が続きましたが、週末は雨が降りかなり涼しくなりました。ポツダム号の工作は艤装が続いていますが、今回はプールの梯子を作ってみます。さて上手くできるでしょうか。

まずは、厚紙にプランを描きます。

そこにいつもの手すり用の糸を格子状に貼付けます。

ボンドが乾いたので切り出しました。

梯子になるように余分な部分を切り落とします。

成形して、

プールに設置しました。

この方法だと、水の上になる部分の成形がとても厄介であまりきれいにはできませんでした。ボンドでコーティングした糸は形状が安定しているとは言え、それだけで梯子を作るのはかなり難しいと言うことがわかりました。

これくらいのサイズが精一杯で、これ以上になると形がきれいに出ないと思われます。実は、この方法でマストやクレーンの梯子を作ろうと思っていたのですが、クレーンの方はともかくとして、マストの梯子はこのやり方で作る自信がありません。他の方法を考えます。少なくとも絵の部分は紙を使った方が良いようです。

2012年7月26日木曜日

NDL Potsdam (81) - ウィンドラスの組み立て

細かい作業はまだまだ続きます。今回はウィンドラスです。ドイツ語ではAnkerwindeと言います。前作のTSS Stefan Batoryでもそうでしたが、一つの部品としては最も部材数が多く、しかも細かい作業になります。エッチングパーツやレーザーカットの別売部品を使うとさらに細かく精密なものができますが、どうもそこまではやる気になりません。自分の手でできる範囲で最高点に達することができればそれで満足です。というわけで、今回も付属のパーツを組み立てていきます。

部材はこれです。99番。かなりの数です。



でもこつこつ組み立てるとこんなふうにできあがります。250分の1なので400分の1のStefan Batoryに比べれば、それほど無理はありません。ただチェーンストッパーの取り付け位置を間違えていますね。後で修正します。あとはアンカーチェーンですが、パーツにはXが付属しています。でもこれはちょっといただけません。

紙一枚の絵だったら、自分で作ったチェーンの方がましというもの。黒い厚紙を用意しました。

まず細いストライブを作ります。

くるりと巻けるように丸めておきます。

そしてチェーンを作ってみました。何とかできましたが、ちょっと均質性がありませんね。

それでも付属の部品よりはずっとましと言う感じもしますが・・。

もう少し作ってみましょう。今度は接合部が隣の環の陰に隠れるようにしました。だんだん良くなってきましたね。

それでもまだ満足せずに、もう一度作り直しました。下の二つがそれです。だんだんとピンセットでの作業にも慣れてきて均質にできるようになりました。接合部はやはり隣の環の陰に隠して、隣の環とはボンドで固定してしまいました。合格レベルです。

作っておいた巻上機の底板には穴を空けておきましたので、チェーンをそこに固定します。

こんなふうにできあがりました。絵に描かれた大きさでチェーンを作ったのですが、ちょっと大きかったかなという気もしますね。もう少し小さな環もできました。

船首に固定してこのステップは終了です。

最後の写真は、SassnitzとTrelleborgの間のフェリーFS Trelleborgのウィンドラストとチェーンの画像です。チェーンの環はもっと細く、小さくすべきでした。





2012年7月24日火曜日

NDL Potsdam (80) - 貨物用ウィンチ(続)

貨物用ウィンチの作業が続いています。

二つ目です。一つ目よりもさらにエッジの衝突に配慮して組み立てました。白い部分が少なくなりました。少し腕が上がりましたね。まだまだ発展途上です。

最初のものと今回のものを並べて設置しました。あと残り8つ・・。

次です。3つ目か4つ目。組み立てるにあたって、まずは本体の部分を作り、基盤に設置する前にワイヤーリールを挟むことにしました。

4つ目が完成。

5つ目が完成。

どんどん行きます!

ちょっと見えにくいと思いますが、サイドの部分を作るのに押さえを作りました。これでボンドが固まるまで手で押さえている必要がなくなりました。


そのようにして作った6つ目です。できはどうでしょうか。

船首デッキの6つが完成し、設置しました。いかがでしょうか。この大きさにもだんだん慣れてきました。


船尾のデッキに設置する4つの製作です。7つ目が完成しました。


このジグを使うやり方もなかなか画期的だと思うのですが、もう少し簡略化できないものかと考えて、上面と背面の部材にこのサイドの部分を接着して、上面の部分にこのジグの役目をしてもらうことで補助具無しで接着を待つという方策はどうかと考えてやってみました。

内側を接着した後、箱を作って外側の板を上面と背面に接着し、ボンドが固まるのを待ちます。なかなかきれいにできますね。

反対の側面も同じです。

ワイヤーリール等を接着して8つ目の完成です。これまでの中では最もきれいにできました。

9つ目も同様です。

いよいよ最後の1つです。もう手法も完璧かなと思ったのですが、まだ改良の余地がありました。ワイヤーリールを挟むときに所定の位置に持って行く途中でボンドが乾いてしまい中途半端な位置に止まってしまうことがあります。これを回避するために最後ですがちょっと改良。まず両サイド(100b, 100c:Seitenfundament)を箱を作らずに上面と背面(100d:Rückwand / Oberteil)接着しておきます。

そこにワイヤーリール(100e:Windentrommel)をそれを挟むディスク(100f:Scheibe)と一緒に接着します。まだ両脇が一枚のままなので自由が効いて思い通りの位置に接着できます。

そして最後に両脇を箱にして、その他の部材を付けて出来上がりです。

最後の一つになってしまいましたが、この作り方が一番手際がよく、かつきれいにできるようですね。最初からこの方法が見つかればより良かったのですが、やってみないと分からないこともあります。

船尾のデッキに7から10の装置を接着して、この部分の作業は終了です。