クリスマス前に注文していたcfm出版のキットが届きました。
以下はカバーページの写真です。
上の写真が出版社が作成したモデルと側面図、下はコンピューターグラフィックと思われるキットの完成予想図(側面)です。
キットは743種2049個ものパーツから構成されていますが、完成見本はこれまで実際の写真で見ていたのとちょっと印象が違うようです。手すりが紙に印刷しただけのものだということに起因するのでしょうか。
いずれにしろ製作が楽しみです。
鋭意製作中
8月に入りましたまだ完成していません。
今月こそ完成へ!
2010年12月30日木曜日
2010年12月19日日曜日
TSS Stefan Batoryフォトギャラリー
完成したStefan Batoryのフォトギャラリーを作ってみました。
まずは私の一番好きなアングル。やや斜め後方からのショットです。本体は、いろいろ工作に失敗したところがあるのですが、手すりとボートがつくとその部分をかなり隠してくれますね。そういう意味でもボートにはもう少し手を加えるべきでした。
こちらは前方から空撮風に。操舵室の窓、その下のデッキ前面の窓は実際に開いています。400分の1のモデルで窓を実際に穿つのは紙の強度との関係で難しいですし、手間もかかりますが、やはり開ければそれだけの価値はありますね。
こちらはカメラをテーブルの上に置き、水面から見上げるように撮りました。船体が滑らかに湾曲しているのがよくわかります。船はこうでないといけません。
次もカメラをテーブルに置いて、前面からのアップ。岸壁を離れたばかりのシーン、あるいは接岸間近のシーンといったところでしょうか。本当は舳先の上方はもう少し丸みを帯びているのですが、作成時、そこまで配慮できませんでした。
この角度も好きなのですが、手すりは透明シートに白い線を引いただけなので、フラッシュの光でテカってしまいました。400分の1での手すりの作成はこの透明シートを使うやり方が適当だとは思うのですが、下から見上げるとこういう難点がありますね。次回作はドイツの紙模型界で普及している250分の1のモデルにしようと思いますが、手すりはどうすべきか、頭の痛いところです。
このStefan Batoryは手元の資料による総トン数で15044 tということですからそれほど大きな船ではありませんが、私はこれくらいのバランスのとれた船が好きです。そしてオーシャンライナーとして活躍した船には、現在のエンターテイメントのための船とは違う交通手段としての合理性、美しさがあります。
この船が改造によって誕生したのは1969年のこと。改造前はHAL所属のSS Maasdamでした。今、このキットを使ってMaasdamを作れないか企んでいるところです。まだ資料不足で実現可能性が見えてこないのですが、いつか作ってStefan Batoryと並べてみたいところです。現実世界では物理的に絶対にあり得ないツーショットですが。
2010年12月16日木曜日
ボートを付けて完成
作っておいたボートをダビットに付けて完成です。いろいろと失敗しながらもよくぞここまでこぎ着けたとこのモデルを褒めてあげたい心境です。
難点を言えば、救命ボートは、キットの部品を指示通りに作ったものですが、手すりまで設置した甲板等に比べるとディテール面でバランスを欠く結果になってしまいました。ボートはそれこそ付属物ですが、最も外側の最も目立つ位置にありますので、ボートのでき、ディテールは船の印象を大きく左右します。その点を考慮してもう少し工夫すれば良かったと少し後悔しています。次作への教訓にします。
今回は1枚だけ写真を掲載しますが、竣工祝いを兼ねたフォトギャラリーを準備しています。
2010年12月12日日曜日
小ネタ二つ - 避雷針とレーダー
ディテールアップってやり出すときりがないのですが、スケールと自分の技量に相談してからの作業になります。いくら苦労して作っても部材のサイズの都合でオーバースケールになってしまうとか、技量の関係でこれまで作ったものを壊してしまう危険があるのなら止めておいた方が良い場合もありますよね。
今回の小ネタは、危険も冒さず、部材のサイズから判断しても妥当な工作だと思います。
まずは超小ネタ、クレーントップの避雷針です。材料は今回も手すり用の糸。
ちょっと斜めになってしまいましたが・・。
次にレーダーです。前方マストのプラットホーム上に設置します。
設置するとこんな感じになります。回転しているような感じになります。見えますか。
完成まで後、一工程。次回はいよいよボートを設置します。
今回の小ネタは、危険も冒さず、部材のサイズから判断しても妥当な工作だと思います。
まずは超小ネタ、クレーントップの避雷針です。材料は今回も手すり用の糸。
ちょっと斜めになってしまいましたが・・。
次にレーダーです。前方マストのプラットホーム上に設置します。
設置するとこんな感じになります。回転しているような感じになります。見えますか。
完成まで後、一工程。次回はいよいよボートを設置します。
2010年12月11日土曜日
垂直に立ったアンテナ
もう完成間近ですが、ずっと頭を悩ませていた部分に着手しなければなりません。それは垂直に立った4本のアンテナ。最も長いものは23 mmあります。これを針金で作って垂直に立てる作業は困難が予想されます。
まず針金を真っ直ぐなまま用意するというのが難しい。そしてそれを垂直に接着するというのもまた難しいでしょう。接着できる部分は小さな点です。しかも金属と紙ですから相容れない素材。また金属という比重が大きな素材を糊が固まるまでじっと手で固定していなければならないというのもの厄介な話です・・。
そこで思いついたのが針金以外の素材を使うということ。もっと比重が小さくて紙にくっつきやすい材料。
前々回に前方マストのプラットホームに柵を作ったとき、手すり製作用の糸の意外な堅さに泣かされたのですが、そんなに強いなら垂直に立ったアンテナに使えないかと思いつきました。これならもともと真っ直ぐに作ってあるので、針金を真っ直ぐに伸ばすような苦労もありません。
さっそく実際にやってみました。
まずは素材を適切な長さにカットします。
糊を付けて所定のところに立てます。糊が乾くまで固定するための器具を作りましたが、こんなことをしなくても糸は軽いので手を放しても倒れなくなるまでさほど時間はかかりません。
4本、きれいに垂直に並びました。糸をボンドでコーティングしてありますのでかなりしっかりとしています。
まず針金を真っ直ぐなまま用意するというのが難しい。そしてそれを垂直に接着するというのもまた難しいでしょう。接着できる部分は小さな点です。しかも金属と紙ですから相容れない素材。また金属という比重が大きな素材を糊が固まるまでじっと手で固定していなければならないというのもの厄介な話です・・。
そこで思いついたのが針金以外の素材を使うということ。もっと比重が小さくて紙にくっつきやすい材料。
前々回に前方マストのプラットホームに柵を作ったとき、手すり製作用の糸の意外な堅さに泣かされたのですが、そんなに強いなら垂直に立ったアンテナに使えないかと思いつきました。これならもともと真っ直ぐに作ってあるので、針金を真っ直ぐに伸ばすような苦労もありません。
さっそく実際にやってみました。
まずは素材を適切な長さにカットします。
糊を付けて所定のところに立てます。糊が乾くまで固定するための器具を作りましたが、こんなことをしなくても糸は軽いので手を放しても倒れなくなるまでさほど時間はかかりません。
4本、きれいに垂直に並びました。糸をボンドでコーティングしてありますのでかなりしっかりとしています。
2010年12月10日金曜日
ファンネル内の排気口
前から気になっていたところあります。それは煙突の内側。
まずは、紙の裏の白い部分が露出してしまっていること。こんな訳ないですよね。組み立てる前に気がつけばよかったのですが、そこは経験の浅さが出ますね。
それと排気口の穴が白いサークルで表現されていること。これも意識していれば穴でも空けて管を作れたかもしれませんが、今となってはそれも難しくなってしまいました。
そこで次善の策を講じることにしました。
まずは内側の白い部分は黒く塗ります。面相筆を持ち出せばプラモデル用の塗料でも塗ることができますが、はみ出てしまいそうな気がしますので、代わりに筆ペンで塗ってみました。対象は紙ですからこれで何とかなったようです。
次に排気口ですが、黒い紙で1 mm幅のストライプを作り、それを輪にして排気の出口を作りました。
それを煙突内に接着するとそれらしいものになります。
大きな穴が一つと小さな穴が三つありますが、真上から見ると奥まで通じていないことがわかってしまいます。しかし「次善の策」はこの辺りが限界でしょうね。
まずは、紙の裏の白い部分が露出してしまっていること。こんな訳ないですよね。組み立てる前に気がつけばよかったのですが、そこは経験の浅さが出ますね。
それと排気口の穴が白いサークルで表現されていること。これも意識していれば穴でも空けて管を作れたかもしれませんが、今となってはそれも難しくなってしまいました。
そこで次善の策を講じることにしました。
まずは内側の白い部分は黒く塗ります。面相筆を持ち出せばプラモデル用の塗料でも塗ることができますが、はみ出てしまいそうな気がしますので、代わりに筆ペンで塗ってみました。対象は紙ですからこれで何とかなったようです。
次に排気口ですが、黒い紙で1 mm幅のストライプを作り、それを輪にして排気の出口を作りました。
それを煙突内に接着するとそれらしいものになります。
大きな穴が一つと小さな穴が三つありますが、真上から見ると奥まで通じていないことがわかってしまいます。しかし「次善の策」はこの辺りが限界でしょうね。
ネスト?に手すりを設置 - ステルス戦闘機はなぜ角張っているのか
今回は、前方マストの見張り台(ネスト?)に手すりを設置します。
前方マストのこの部分。ハッチがあるのでここには用があれば人が出てくるところなのでしょう。それが丸裸というのは模型とは言え、考えただけでもゾッとしますから、手すりを付けようというわけです。
方法は三つあります。一つは手すりシートを使うやり方。もう一つは手すりシートは使わずにコーティングした糸と支柱用の紙を使って作るやり方。そして最後は、一部にシートを使い、トップの手すりだけを糸で作るやり方。
考えた末、今回はシートを使わないやり方を選択しました。理由は、曲面に透明シートを使うとどこかの光源を捕らえて、シートであることが目立ってしまう可能性が高いから。
平面なら一方向の光源しか反射しませんので、白い線が本物ではなくシートに描かれたものだと悟られることは滅多にないのですが、曲面だといろいろな方向から入る光線を反射してしまいます。ステルス戦闘機、ステルス艦は表面全体が平面でできていて、そのために角張った印象を与えますが、あれは曲面にするとレーダー波が反射しやすくなるからですよね。光線もやはり同じです。
細かい作業になりますが何とかやってみましょう。
まずは紙を細く切って支柱を作ります。
それをプラットホームの周りに立てて、
糸を区間ごとに糊付けしていきます。
二段目(上段)も同じようにして作ります。何とかできたのですが、今回上と下のカーブがかなり違ってしまい、不細工な工作になってしまいました・・。
コーティングした糸、かなり丈夫です。曲げようと思えば曲がりますが、支柱に接着してから曲げるのは支柱に力が加わってしまうために危険です。予め成型してから支柱に接着した方が安全、確実だったかもしれません。
前方マストのこの部分。ハッチがあるのでここには用があれば人が出てくるところなのでしょう。それが丸裸というのは模型とは言え、考えただけでもゾッとしますから、手すりを付けようというわけです。
方法は三つあります。一つは手すりシートを使うやり方。もう一つは手すりシートは使わずにコーティングした糸と支柱用の紙を使って作るやり方。そして最後は、一部にシートを使い、トップの手すりだけを糸で作るやり方。
考えた末、今回はシートを使わないやり方を選択しました。理由は、曲面に透明シートを使うとどこかの光源を捕らえて、シートであることが目立ってしまう可能性が高いから。
平面なら一方向の光源しか反射しませんので、白い線が本物ではなくシートに描かれたものだと悟られることは滅多にないのですが、曲面だといろいろな方向から入る光線を反射してしまいます。ステルス戦闘機、ステルス艦は表面全体が平面でできていて、そのために角張った印象を与えますが、あれは曲面にするとレーダー波が反射しやすくなるからですよね。光線もやはり同じです。
細かい作業になりますが何とかやってみましょう。
まずは紙を細く切って支柱を作ります。
それをプラットホームの周りに立てて、
糸を区間ごとに糊付けしていきます。
二段目(上段)も同じようにして作ります。何とかできたのですが、今回上と下のカーブがかなり違ってしまい、不細工な工作になってしまいました・・。
コーティングした糸、かなり丈夫です。曲げようと思えば曲がりますが、支柱に接着してから曲げるのは支柱に力が加わってしまうために危険です。予め成型してから支柱に接着した方が安全、確実だったかもしれません。
2010年12月8日水曜日
前方デッキのステップにも手すりを
読んでくださっている方は手すりばかりでうんざりかもしれませんが、筆者本人もかなりうんざりしています。そして今回もまた手すり・・。
前回、手すりシートに頼らずとも手すりができるとわかりましたので、その手法を前方デッキのステップの部分に応用しようというわけです。
まずは写真をご覧下さい。
これが手すりを組み立てたところです。すべて糸で作りましたが、支柱の部分は紙で作った方がバーに接着しやすかったかもしれません。
そして上の写真がステップの側面に接着したところ。バックになる壁も白なので肉眼で見ても気がつかない人もいるかもしれません。実際の船の写真を見ても細くてほとんど見えませんのでリアルにできたということになりますかね。
前回、手すりシートに頼らずとも手すりができるとわかりましたので、その手法を前方デッキのステップの部分に応用しようというわけです。
まずは写真をご覧下さい。
これが手すりを組み立てたところです。すべて糸で作りましたが、支柱の部分は紙で作った方がバーに接着しやすかったかもしれません。
そして上の写真がステップの側面に接着したところ。バックになる壁も白なので肉眼で見ても気がつかない人もいるかもしれません。実際の船の写真を見ても細くてほとんど見えませんのでリアルにできたということになりますかね。
2010年12月7日火曜日
糸と紙だけで手すりを作る
最後の穴になりました。手すりシートを使ったのでは、階段周りの手すりはあまりきれいにできない、ということがわかりましたので、最後は手すり用に加工した糸と紙(支柱用)だけを使って手すりを作ってみることにします。
まずは両側面を組み立てます。
斜め下に向かっているラインは階段の手すりのつもりです。ステップの傾斜に合わせて、ここでは水平に対して60度の向きです。甲板よりも下に達していますが、階段の手すりであるとともにここを壁に接着することにより、全体が垂直に立つようにするという狙いもあります。これまでの手すりシートを使ったやり方では糊が乾くときに垂直に立てたはずのシートが傾いてしまうということがありました。それを防止するためにこの斜めのバーを設置しました。
そして下の写真のクレーンの載ったデッキにある穴を囲んでいるのがこの手すり。斜めの部材も見えますね。この程度であればシートに頼らずとも実際に手すりを作ることができます。
まずは両側面を組み立てます。
斜め下に向かっているラインは階段の手すりのつもりです。ステップの傾斜に合わせて、ここでは水平に対して60度の向きです。甲板よりも下に達していますが、階段の手すりであるとともにここを壁に接着することにより、全体が垂直に立つようにするという狙いもあります。これまでの手すりシートを使ったやり方では糊が乾くときに垂直に立てたはずのシートが傾いてしまうということがありました。それを防止するためにこの斜めのバーを設置しました。
そして下の写真のクレーンの載ったデッキにある穴を囲んでいるのがこの手すり。斜めの部材も見えますね。この程度であればシートに頼らずとも実際に手すりを作ることができます。
2010年12月6日月曜日
ステップ周りの手すり
今回も手すりです。
前回で、デッキを囲う手すりがすべてできあがりました。すると後方暴露甲板に開いた三つの穴が目立って見えます。ここにはそれぞれ下方のデッキと情報のデッキを結ぶステップが収まっています。
ここにも転落防止用の柵を作らないと危険ですね。この部分は壁ではなく手すりで柵を作ることにします。
まずは一つ目。工作シートの上で組み立てたものを糊付けしました。この糊付けで結構骨が折れました。
二つ目は側面の二枚を作り、それを現場に接着し、後方部分の側面は後で設置しました。一つ目のものよりもややうまくできました。しかし側面から見ると手すりに見えますが上から見ると「手すりシート」は薄くインパクトがありません。その結果、あまりきれいには見えません。
それならシートを使わずにすべて手すり用に加工した糸で作るというのはどうでしょうか。最後のものはこの工法でやってみます。次回をお楽しみに。
前回で、デッキを囲う手すりがすべてできあがりました。すると後方暴露甲板に開いた三つの穴が目立って見えます。ここにはそれぞれ下方のデッキと情報のデッキを結ぶステップが収まっています。
ここにも転落防止用の柵を作らないと危険ですね。この部分は壁ではなく手すりで柵を作ることにします。
まずは一つ目。工作シートの上で組み立てたものを糊付けしました。この糊付けで結構骨が折れました。
二つ目は側面の二枚を作り、それを現場に接着し、後方部分の側面は後で設置しました。一つ目のものよりもややうまくできました。しかし側面から見ると手すりに見えますが上から見ると「手すりシート」は薄くインパクトがありません。その結果、あまりきれいには見えません。
それならシートを使わずにすべて手すり用に加工した糸で作るというのはどうでしょうか。最後のものはこの工法でやってみます。次回をお楽しみに。
梯子の上に感激を、でなかった間隙を
忘れていました。安全確保のためにコンパスデッキを手すりで囲みましたが、梯子の上には間隙を作らないと梯子の意味がありませんね。
梯子の部分を空けて両サイドに支柱を立てておきましたので、その間を狙ってバチッとハサミで切りましたが、トップに糸があったせいか、力がかかって一箇所支柱がとれてしまいました。糊付けしてことなきを得ました。
梯子の部分を空けて両サイドに支柱を立てておきましたので、その間を狙ってバチッとハサミで切りましたが、トップに糸があったせいか、力がかかって一箇所支柱がとれてしまいました。糊付けしてことなきを得ました。
2010年12月5日日曜日
コンパスデッキの手すり
前回はスポーツデッキの囲いを作りました。これで乗客は転落の不安もなく運動できるようになったと思ったら、同じレベルにあるコンパスデッキ(羅針儀甲板?)が気になってきました。どうしてここは何も囲いがないの?という疑問が浮かびます。視覚というのは理屈っぽい感覚のようですね。
そこでここにも手すりを設置することにしました。基本的にはこれまでの工法を使い、手製「手すりシート」を使って表現しますが、これだけですと真上から上から見たときにほとんど何も見えません。トップですから上から見たときにも手すりの存在がわからないと意味がありませんので、最上部のバーだけは例の糸を加工した部材で作ることにします。
まずは支柱を立てます。これは側面にシートを貼り、トップに糸を載せるためのものですので、実際の支柱と同じ間隔で設置する必要はありません。カーブが急なところはやや密に、直線では疎に並べます。
手すりシートを貼付けました。前方はマストを支えるワイヤーまでとしました。
次に手すり用の糸を接着していきます。区間ごとに設置して、糊が乾いたら次の区間に進みます。
下の写真のように完成しました。
最前方の壁の上にちょっとだけ突出した部分はきれいですが、側面はやや空間が目立ちますね。一応海の職場の安全もこれで確保できました。今回はこれで満足することにします。
そこでここにも手すりを設置することにしました。基本的にはこれまでの工法を使い、手製「手すりシート」を使って表現しますが、これだけですと真上から上から見たときにほとんど何も見えません。トップですから上から見たときにも手すりの存在がわからないと意味がありませんので、最上部のバーだけは例の糸を加工した部材で作ることにします。
まずは支柱を立てます。これは側面にシートを貼り、トップに糸を載せるためのものですので、実際の支柱と同じ間隔で設置する必要はありません。カーブが急なところはやや密に、直線では疎に並べます。
手すりシートを貼付けました。前方はマストを支えるワイヤーまでとしました。
次に手すり用の糸を接着していきます。区間ごとに設置して、糊が乾いたら次の区間に進みます。
下の写真のように完成しました。
最前方の壁の上にちょっとだけ突出した部分はきれいですが、側面はやや空間が目立ちますね。一応海の職場の安全もこれで確保できました。今回はこれで満足することにします。
2010年12月3日金曜日
スポーツデッキの柵
キットの部品は、もうすべて使い尽くしましたので、これからはすべて自作部品によるディテールアップになります。
まず手をつけたのがスポーツデッキの柵です。これまでのスポーツデッキ(以前はサンデッキと書いていました)はというと下の写真の通りです。
ベンチはありますがその外には何も柵がなく、安心してスポーツを楽しめるような状態ではありません。
ちなみにこのスポーツデッキは、船がSS Maasdamだった頃からあった施設です。当時は、一等スポーツデッキだったそうですから、一等客専用だったのでしょう。
このデッキは手すりのついたファンスで囲われていて、場合によってはそのフェンスに厚い布を取付けて風を遮ったようです。モデルではそこまでは表現できませんので壁と同じようになってしまいますが、ご覧になる方はこれはフェンスに布地が張られていると思ってください。
まずは厚紙で3 mmの幅のストライプを作り、それを折り曲げて壁否、フェンスに張られた布地を作ります。そしてそのエッジを濃いブラウンで塗り、手すりのウッド部分を表現します。
そしてそれをデッキの周りに設置します。
これで乗客は、転落の心配もなく船上生活での運動不足を解消できるようになりました。
まず手をつけたのがスポーツデッキの柵です。これまでのスポーツデッキ(以前はサンデッキと書いていました)はというと下の写真の通りです。
ベンチはありますがその外には何も柵がなく、安心してスポーツを楽しめるような状態ではありません。
ちなみにこのスポーツデッキは、船がSS Maasdamだった頃からあった施設です。当時は、一等スポーツデッキだったそうですから、一等客専用だったのでしょう。
このデッキは手すりのついたファンスで囲われていて、場合によってはそのフェンスに厚い布を取付けて風を遮ったようです。モデルではそこまでは表現できませんので壁と同じようになってしまいますが、ご覧になる方はこれはフェンスに布地が張られていると思ってください。
まずは厚紙で3 mmの幅のストライプを作り、それを折り曲げて壁否、フェンスに張られた布地を作ります。そしてそのエッジを濃いブラウンで塗り、手すりのウッド部分を表現します。
そしてそれをデッキの周りに設置します。
これで乗客は、転落の心配もなく船上生活での運動不足を解消できるようになりました。
2010年12月2日木曜日
アンカー
アンカーができました。
説明書には、作り方がよく説明されていませんが、軸?になる部分をアンカー本体の間に挟んで立体感を出すようです。しかしその軸を中に入れなくてもあまり形は変わりません。
設置は、本体に描かれたアンカーの上に接着しましたが、予めわかっていればホースパイプを穿っておいてそこに軸の部分を差し込むと良かったかもしれませんが、後からわかっても後の祭り。組み立てた船体に穴をあけるのはとても困難です。
キットにはもう一つ、予備用のアンカーもあり、甲板に置くように説明されていますが、実際の写真ではそのようなものが認められませんので、モデルでも割愛します。
説明書には、作り方がよく説明されていませんが、軸?になる部分をアンカー本体の間に挟んで立体感を出すようです。しかしその軸を中に入れなくてもあまり形は変わりません。
設置は、本体に描かれたアンカーの上に接着しましたが、予めわかっていればホースパイプを穿っておいてそこに軸の部分を差し込むと良かったかもしれませんが、後からわかっても後の祭り。組み立てた船体に穴をあけるのはとても困難です。
キットにはもう一つ、予備用のアンカーもあり、甲板に置くように説明されていますが、実際の写真ではそのようなものが認められませんので、モデルでも割愛します。
12月、寒波到来
ヨーロッパは今年、歴史的な寒さになるだろうという予報が出ています。12月1日の朝はこの時期としては1901年以来の寒さだったと報道されていました。朝の月が寒々しく残っていました。この時期としては、月や太陽が見えるのは珍しいことですが。
この日は17時の時点でマイナス7度。
そして翌日二日は、朝起きると中庭は雪で覆われていました。窓の外側の枠(Fensterbank)にも雪が積もっています。ベルリンは寒いとは地方とはいえ、豪雪地帯ではありませんので、この積もり具合はかなりの大雪です。
造船所の作業員に足を滑らせないようにと注意を促すことにします。
この日は17時の時点でマイナス7度。
そして翌日二日は、朝起きると中庭は雪で覆われていました。窓の外側の枠(Fensterbank)にも雪が積もっています。ベルリンは寒いとは地方とはいえ、豪雪地帯ではありませんので、この積もり具合はかなりの大雪です。
造船所の作業員に足を滑らせないようにと注意を促すことにします。
2010年12月1日水曜日
救命艇の製作
救命艇を作りました。キットにある部品で組立説明書通りに作りました。特別にしたことは、エッジをStabiloマーカーでオレンジ色に塗ったところくらいです。
本体に設置する際は、ボートにつけられた番号に注意します。前から後ろに数字が大きくなって行きますが、左舷に奇数番号、右舷に偶数番号のボートが並びます。
ここまで来ると完成が見えてきます。直ぐにでもボートダビットにボートを接着したいのですが、まだやり残していることがあるのでもう少し我慢します。
本体に設置する際は、ボートにつけられた番号に注意します。前から後ろに数字が大きくなって行きますが、左舷に奇数番号、右舷に偶数番号のボートが並びます。
ここまで来ると完成が見えてきます。直ぐにでもボートダビットにボートを接着したいのですが、まだやり残していることがあるのでもう少し我慢します。
2010年11月30日火曜日
再び繋船柱
工作は再び繋船柱の番になりました。最初期にも作りましたのでご覧になった方もいらっしゃると思いますが、当初は直径1 mmあまりの円柱を作るなんて悪夢のようでしたが、あれから3ヶ月あまりたち、工作は格段に楽になりました。人間って細かさに慣れるものですね。
工作って指先のスポーツみたいなところもありますから、やっているうちに徐々に正確に動くようになる、ということもあったかもしれません。
早速画像でご覧に入れます。
今回も台座になる部分、頭に載る部分のエッジを塗装しました。前回はラッカー系の塗料を筆塗りしたのに対して、今回は水性マーカー(Stabilo Pen)を使って塗りました。相手が紙ですからラッカー系の塗料を使う必要はないと判断したのです。のちのち色あせなどの問題が起こるかどうかは未知数なのですが。
最後の写真は、デッキに設置したところ。立体感が出ます。
工作って指先のスポーツみたいなところもありますから、やっているうちに徐々に正確に動くようになる、ということもあったかもしれません。
早速画像でご覧に入れます。
今回も台座になる部分、頭に載る部分のエッジを塗装しました。前回はラッカー系の塗料を筆塗りしたのに対して、今回は水性マーカー(Stabilo Pen)を使って塗りました。相手が紙ですからラッカー系の塗料を使う必要はないと判断したのです。のちのち色あせなどの問題が起こるかどうかは未知数なのですが。
トップになる部分は、直径1.5 mmのポンチで切り抜きました。今回は、帰国したときに購入したポンチセットを使いました。今まで使っていたペンチ型のものに比べて切れ味が良いようです。
製作には慣れましたが、こうやって拡大してみるとできは今ひとつという気がします。まだまだ修行が必要です。
最後の写真は、デッキに設置したところ。立体感が出ます。
2010年11月22日月曜日
マストとワイヤー、アンテナ類の設置
いよいよマストの設置です。ファンネルと並んで船の表情を作る重要な要素です。
前方マストは既に組み立てが終了し、設置を待つばかりとなっていました。後方マストは紙を丸めて作ったのですが、先端にいくほど細くなるようにするのは難しく、やや寸胴な棒ができてしまいました。
マストを立てましたので、それを支えるワイヤーやアンテナ類をいくつか付けてみました。使ったのは極細の針金です。素材は、もう使わなくなった電話ケーブルのリード線です。
よく見るとそれらしいものがマストに絡み付いているのがわかります。このリード線、細さ的には申し分ないのですが、ピンと張ったように設置するのはかなり難しく、あまりきれいにはできませんでした。もう少し追加するつもりですが、設計図にある通りに全部つけると却ってわざとらしくなりますので程々にしておくことにします。
この針金の使用の難しさは、直ぐに形がついてしまうこと、設置しようと思ってどこかに余分な力が加わるともう折れ曲がってしまって、たるんだワイヤーになってしまいます。
ドイツ人のモデル製作者は、人口樹脂製の極細の糸を使う人もいて、これだと形状が安定していてワイヤーやアンテナ類の表現にはもってこいなのですが、製品名、入手先がわからずに今回は使用を諦めました。
2010年11月16日火曜日
手すりのウッド部分の設置 - 視線を釘付けにできた?
ボンドでコーティング、着色した糸を使ってボートデッキの手すりのウッド部分を表現してみました。細いのですが茶色のラインがわかりますか。写真をクリックすると拡大しますのでじっくりとご覧下さい。
右舷 |
右舷を前方から見る |
左舷を前方から見る |
左舷をやや後方から見る |
どうでしたか。どこが印象に残りましたか、但し手すりの部分以外で。
どこもじっくりとは見なかった、というなら私の思惑通り。船の本体には歪んでいる部分、接着の甘い部分など多々ありますが、それはもうどうすることもできません。強度的に考えて修正はできません。それならそこに目が向かないように他で挽回するという戦略もありますよね。それができていれば手すりの製作は、成果あり、ということになります。
でも手すりもいろいろな方法で作ってしまいました。最後の写真を見るとわかりますが、後ろの一番下のデッキから順番に見てください。
メインデッキは、支柱も横棒もウッド部分も全て紙で作りました。どれも大分オーバースケールになってしまいました。
次にプロムナードデッキの暴露甲板部分は、手すりシートの上に紙を極細に切って作ったウッド部分が載っています。できとしてはここが一番きれいなのですが、トップに使った紙は強度がありませんので、真っ直ぐにするにはその下の手すりシートのエッジにきれいに接着しなければなりませんでした。これが難しい。
そして今回のボートデッキですが、ここにプロムナードデッキの手法で手すりを作るのは、その規模から考えて非常に難しい。そこで糸を使った方法を採用しました。糸にボンドをコーティングすると適度な強度が生まれて比較的長い手すりも容易にできます。
最後の手法は、糸の強度を心配したのですが、隣の支柱までなら糸は十分な強度を発揮してくれました。糊付けもしやすい。
この手法での教訓になりますが、やはり支柱は少なければ少ないほどきれいにできるということ。ウッド部分を固定するのにボートダビットを利用したのですが、少ない方が良いというのは、例えば二本のダビットが近接してあれば、その両方に接着するのではなく、片方の出っ張っている方にだけ糊付けした方がいいということ。二本両方に固定するとそれだけ強度は出ますが、片方が奥に、もう片方が手前に出た状態だと、糸のバーは大きくカーブしてしまいます。それはまた他に影響を与えますので片方だけに固定して、他方への固定は諦めた方が賢明だということになります。
残念ながらこれに気がついたのは両方に接着してしまった後でしたが、今後の教訓にします。「出た杭は打たれる」ではなく「出た杭だけを利用してしまえ」ってことになるでしょうか。
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