今回は、前方マストの見張り台(ネスト?)に手すりを設置します。
前方マストのこの部分。ハッチがあるのでここには用があれば人が出てくるところなのでしょう。それが丸裸というのは模型とは言え、考えただけでもゾッとしますから、手すりを付けようというわけです。
方法は三つあります。一つは手すりシートを使うやり方。もう一つは手すりシートは使わずにコーティングした糸と支柱用の紙を使って作るやり方。そして最後は、一部にシートを使い、トップの手すりだけを糸で作るやり方。
考えた末、今回はシートを使わないやり方を選択しました。理由は、曲面に透明シートを使うとどこかの光源を捕らえて、シートであることが目立ってしまう可能性が高いから。
平面なら一方向の光源しか反射しませんので、白い線が本物ではなくシートに描かれたものだと悟られることは滅多にないのですが、曲面だといろいろな方向から入る光線を反射してしまいます。ステルス戦闘機、ステルス艦は表面全体が平面でできていて、そのために角張った印象を与えますが、あれは曲面にするとレーダー波が反射しやすくなるからですよね。光線もやはり同じです。
細かい作業になりますが何とかやってみましょう。
まずは紙を細く切って支柱を作ります。
それをプラットホームの周りに立てて、
糸を区間ごとに糊付けしていきます。
二段目(上段)も同じようにして作ります。何とかできたのですが、今回上と下のカーブがかなり違ってしまい、不細工な工作になってしまいました・・。
コーティングした糸、かなり丈夫です。曲げようと思えば曲がりますが、支柱に接着してから曲げるのは支柱に力が加わってしまうために危険です。予め成型してから支柱に接着した方が安全、確実だったかもしれません。
いや~!Berlinerさんの細かさにはいつも感心させられます!
返信削除マストを船体に接着した後で、手摺りを付けるって・・・。
私にはもう神業としか言いようがありません。
私が同じ事をすると、マスト自体を壊してしまいますよ。
しかし、甲板にしても階段周りにしても、手摺りをつけると
随分グレードアップが図られますね!
ホントにベースが紙だとは信じられません!!
Dockさん、コメントを有り難うございます。お褒め頂いて嬉しいのですが、たぶん私は下手っぴ〜の部類だと思います。本格的にやっている人はすごく手が込んでいて機械のような正確さでやっていますよね。
返信削除でも仰る通り、手すりは印象的です。特に客船は、手すりの美しさでその船のイメージも決まってくるように思います。1/400くらいのモデルだと手すり部品がないのが普通ですが、付けないと甲板が妙にのっぺりしていて実際の船のイメージと大きくかけ離れてしまいます。
もうすぐ完成なのですが、次は何にするか、たぶんあれになるんですけど、今は秘密にしておきます。次回は1/250のモデルに挑戦します。