今回は、船尾デッキの手すりを作ります。
部材はこちらです。左右裏表の四枚ありますが、二枚だけを使います。一部切り取るところがあるのは、繋船用のロープを通すスペースです。外から見ると、その後ろにボラードが位置します。
いつものように支柱を残して紙を切り、糸を貼ります。今回の支柱はこれまでで最高のできです。細く且つ均質です。
設置する前に、その位置に置いてみました。
成形のためナットで形を作りしばらくそのままにします。
禍々しいものが写っていますが、今回初めて投入した新兵器です。模型工作用に販売されている注射器で、中にボンドを入れ針を装着しました。
これまでは一度ボンドを紙の上に出し、クリップを加工した棒で必要な箇所に置いていましたが、外に出しているうちにボンドが固まってしまいますので、無駄になるボンドが多いのが難点でした。ボンドを効率よく必要箇所に運ぶのにこの注射器の導入を決定しました。
手すりを必要な箇所に設置しましたが、きれいに配置されましたね。
反対側も同様にして手すりを設置しました。こちらもなかなかきれいに仕上がりました。
後ろから見たところですが、換気装置やボラードが手すり越しに見えます。
会心の出来です。
鋭意製作中
8月に入りましたまだ完成していません。
今月こそ完成へ!
2012年7月31日火曜日
2012年7月29日日曜日
NDL Potsdam (82) - プールの梯子
日本では連日猛暑が続いている地域も多いようですね。ベルリンも今週は30℃を超える日が続きましたが、週末は雨が降りかなり涼しくなりました。ポツダム号の工作は艤装が続いていますが、今回はプールの梯子を作ってみます。さて上手くできるでしょうか。
そこにいつもの手すり用の糸を格子状に貼付けます。
ボンドが乾いたので切り出しました。
梯子になるように余分な部分を切り落とします。
成形して、
プールに設置しました。
まずは、厚紙にプランを描きます。
そこにいつもの手すり用の糸を格子状に貼付けます。
ボンドが乾いたので切り出しました。
梯子になるように余分な部分を切り落とします。
成形して、
プールに設置しました。
この方法だと、水の上になる部分の成形がとても厄介であまりきれいにはできませんでした。ボンドでコーティングした糸は形状が安定しているとは言え、それだけで梯子を作るのはかなり難しいと言うことがわかりました。
これくらいのサイズが精一杯で、これ以上になると形がきれいに出ないと思われます。実は、この方法でマストやクレーンの梯子を作ろうと思っていたのですが、クレーンの方はともかくとして、マストの梯子はこのやり方で作る自信がありません。他の方法を考えます。少なくとも絵の部分は紙を使った方が良いようです。
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2012年7月26日木曜日
NDL Potsdam (81) - ウィンドラスの組み立て
細かい作業はまだまだ続きます。今回はウィンドラスです。ドイツ語ではAnkerwindeと言います。前作のTSS Stefan Batoryでもそうでしたが、一つの部品としては最も部材数が多く、しかも細かい作業になります。エッチングパーツやレーザーカットの別売部品を使うとさらに細かく精密なものができますが、どうもそこまではやる気になりません。自分の手でできる範囲で最高点に達することができればそれで満足です。というわけで、今回も付属のパーツを組み立てていきます。
部材はこれです。99番。かなりの数です。
でもこつこつ組み立てるとこんなふうにできあがります。250分の1なので400分の1のStefan Batoryに比べれば、それほど無理はありません。ただチェーンストッパーの取り付け位置を間違えていますね。後で修正します。あとはアンカーチェーンですが、パーツにはXが付属しています。でもこれはちょっといただけません。
紙一枚の絵だったら、自分で作ったチェーンの方がましというもの。黒い厚紙を用意しました。
まず細いストライブを作ります。
くるりと巻けるように丸めておきます。
そしてチェーンを作ってみました。何とかできましたが、ちょっと均質性がありませんね。
それでも付属の部品よりはずっとましと言う感じもしますが・・。
もう少し作ってみましょう。今度は接合部が隣の環の陰に隠れるようにしました。だんだん良くなってきましたね。
それでもまだ満足せずに、もう一度作り直しました。下の二つがそれです。だんだんとピンセットでの作業にも慣れてきて均質にできるようになりました。接合部はやはり隣の環の陰に隠して、隣の環とはボンドで固定してしまいました。合格レベルです。
作っておいた巻上機の底板には穴を空けておきましたので、チェーンをそこに固定します。
こんなふうにできあがりました。絵に描かれた大きさでチェーンを作ったのですが、ちょっと大きかったかなという気もしますね。もう少し小さな環もできました。
船首に固定してこのステップは終了です。
最後の写真は、SassnitzとTrelleborgの間のフェリーFS Trelleborgのウィンドラストとチェーンの画像です。チェーンの環はもっと細く、小さくすべきでした。
部材はこれです。99番。かなりの数です。
でもこつこつ組み立てるとこんなふうにできあがります。250分の1なので400分の1のStefan Batoryに比べれば、それほど無理はありません。ただチェーンストッパーの取り付け位置を間違えていますね。後で修正します。あとはアンカーチェーンですが、パーツにはXが付属しています。でもこれはちょっといただけません。
紙一枚の絵だったら、自分で作ったチェーンの方がましというもの。黒い厚紙を用意しました。
まず細いストライブを作ります。
くるりと巻けるように丸めておきます。
そしてチェーンを作ってみました。何とかできましたが、ちょっと均質性がありませんね。
それでも付属の部品よりはずっとましと言う感じもしますが・・。
もう少し作ってみましょう。今度は接合部が隣の環の陰に隠れるようにしました。だんだん良くなってきましたね。
それでもまだ満足せずに、もう一度作り直しました。下の二つがそれです。だんだんとピンセットでの作業にも慣れてきて均質にできるようになりました。接合部はやはり隣の環の陰に隠して、隣の環とはボンドで固定してしまいました。合格レベルです。
作っておいた巻上機の底板には穴を空けておきましたので、チェーンをそこに固定します。
こんなふうにできあがりました。絵に描かれた大きさでチェーンを作ったのですが、ちょっと大きかったかなという気もしますね。もう少し小さな環もできました。
船首に固定してこのステップは終了です。
最後の写真は、SassnitzとTrelleborgの間のフェリーFS Trelleborgのウィンドラストとチェーンの画像です。チェーンの環はもっと細く、小さくすべきでした。
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2012年7月24日火曜日
NDL Potsdam (80) - 貨物用ウィンチ(続)
貨物用ウィンチの作業が続いています。
二つ目です。一つ目よりもさらにエッジの衝突に配慮して組み立てました。白い部分が少なくなりました。少し腕が上がりましたね。まだまだ発展途上です。
最初のものと今回のものを並べて設置しました。あと残り8つ・・。
次です。3つ目か4つ目。組み立てるにあたって、まずは本体の部分を作り、基盤に設置する前にワイヤーリールを挟むことにしました。
4つ目が完成。
5つ目が完成。
どんどん行きます!
ちょっと見えにくいと思いますが、サイドの部分を作るのに押さえを作りました。これでボンドが固まるまで手で押さえている必要がなくなりました。
そのようにして作った6つ目です。できはどうでしょうか。
船首デッキの6つが完成し、設置しました。いかがでしょうか。この大きさにもだんだん慣れてきました。
船尾のデッキに設置する4つの製作です。7つ目が完成しました。
このジグを使うやり方もなかなか画期的だと思うのですが、もう少し簡略化できないものかと考えて、上面と背面の部材にこのサイドの部分を接着して、上面の部分にこのジグの役目をしてもらうことで補助具無しで接着を待つという方策はどうかと考えてやってみました。
内側を接着した後、箱を作って外側の板を上面と背面に接着し、ボンドが固まるのを待ちます。なかなかきれいにできますね。
反対の側面も同じです。
ワイヤーリール等を接着して8つ目の完成です。これまでの中では最もきれいにできました。
9つ目も同様です。
いよいよ最後の1つです。もう手法も完璧かなと思ったのですが、まだ改良の余地がありました。ワイヤーリールを挟むときに所定の位置に持って行く途中でボンドが乾いてしまい中途半端な位置に止まってしまうことがあります。これを回避するために最後ですがちょっと改良。まず両サイド(100b, 100c:Seitenfundament)を箱を作らずに上面と背面(100d:Rückwand / Oberteil)接着しておきます。
そこにワイヤーリール(100e:Windentrommel)をそれを挟むディスク(100f:Scheibe)と一緒に接着します。まだ両脇が一枚のままなので自由が効いて思い通りの位置に接着できます。
そして最後に両脇を箱にして、その他の部材を付けて出来上がりです。
最後の一つになってしまいましたが、この作り方が一番手際がよく、かつきれいにできるようですね。最初からこの方法が見つかればより良かったのですが、やってみないと分からないこともあります。
船尾のデッキに7から10の装置を接着して、この部分の作業は終了です。
二つ目です。一つ目よりもさらにエッジの衝突に配慮して組み立てました。白い部分が少なくなりました。少し腕が上がりましたね。まだまだ発展途上です。
最初のものと今回のものを並べて設置しました。あと残り8つ・・。
次です。3つ目か4つ目。組み立てるにあたって、まずは本体の部分を作り、基盤に設置する前にワイヤーリールを挟むことにしました。
4つ目が完成。
5つ目が完成。
どんどん行きます!
ちょっと見えにくいと思いますが、サイドの部分を作るのに押さえを作りました。これでボンドが固まるまで手で押さえている必要がなくなりました。
そのようにして作った6つ目です。できはどうでしょうか。
船首デッキの6つが完成し、設置しました。いかがでしょうか。この大きさにもだんだん慣れてきました。
船尾のデッキに設置する4つの製作です。7つ目が完成しました。
このジグを使うやり方もなかなか画期的だと思うのですが、もう少し簡略化できないものかと考えて、上面と背面の部材にこのサイドの部分を接着して、上面の部分にこのジグの役目をしてもらうことで補助具無しで接着を待つという方策はどうかと考えてやってみました。
内側を接着した後、箱を作って外側の板を上面と背面に接着し、ボンドが固まるのを待ちます。なかなかきれいにできますね。
反対の側面も同じです。
ワイヤーリール等を接着して8つ目の完成です。これまでの中では最もきれいにできました。
9つ目も同様です。
いよいよ最後の1つです。もう手法も完璧かなと思ったのですが、まだ改良の余地がありました。ワイヤーリールを挟むときに所定の位置に持って行く途中でボンドが乾いてしまい中途半端な位置に止まってしまうことがあります。これを回避するために最後ですがちょっと改良。まず両サイド(100b, 100c:Seitenfundament)を箱を作らずに上面と背面(100d:Rückwand / Oberteil)接着しておきます。
そこにワイヤーリール(100e:Windentrommel)をそれを挟むディスク(100f:Scheibe)と一緒に接着します。まだ両脇が一枚のままなので自由が効いて思い通りの位置に接着できます。
そして最後に両脇を箱にして、その他の部材を付けて出来上がりです。
最後の一つになってしまいましたが、この作り方が一番手際がよく、かつきれいにできるようですね。最初からこの方法が見つかればより良かったのですが、やってみないと分からないこともあります。
船尾のデッキに7から10の装置を接着して、この部分の作業は終了です。
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工法
2012年7月21日土曜日
NDL Potsdam (79) - 貨物用ウィンチ
前回「大仕事」と言ったのは、貨物用のウィンチ、ドイツ語でLadewindeの製作です。小ささではこれよりも小さいものもの既にありましたが、細かさではこれまでの作業の中では最高レベルです。
部材番号は100です。さすがに設計者も細か過ぎると思ったのか、これには簡易版のオプションが付いています。右の100 (A)がそれです。しかしさすがにこの簡易版を使う気にはなれません。やはり細かくとも複雑な方に挑みます。
部材を切り出して成形、一部を組み立てました。部材を見ても分かりますが、のりしろは付いていませんし、エッジが衝突しますので、接着面は45°に削って衝突を回避し、かつ接着面を少しでも拡大します。
なんとか組み立てました。しかし「やっと」という感じです。余裕がなく、円筒形の部品の接合面を上に向けてしまいました。拡大すると目立ちますね。それにちょっと衝突を回避できなかったところ、紙のエッジの白が目立ってしまったところがありますので、二つ目以降はそれに注意します。これを10個作ります。胃が痛くなりそうですが、でも右の簡易版を使うくらいなら胃痛くらいなんのその!
部材番号は100です。さすがに設計者も細か過ぎると思ったのか、これには簡易版のオプションが付いています。右の100 (A)がそれです。しかしさすがにこの簡易版を使う気にはなれません。やはり細かくとも複雑な方に挑みます。
部材を切り出して成形、一部を組み立てました。部材を見ても分かりますが、のりしろは付いていませんし、エッジが衝突しますので、接着面は45°に削って衝突を回避し、かつ接着面を少しでも拡大します。
なんとか組み立てました。しかし「やっと」という感じです。余裕がなく、円筒形の部品の接合面を上に向けてしまいました。拡大すると目立ちますね。それにちょっと衝突を回避できなかったところ、紙のエッジの白が目立ってしまったところがありますので、二つ目以降はそれに注意します。これを10個作ります。胃が痛くなりそうですが、でも右の簡易版を使うくらいなら胃痛くらいなんのその!
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