今回は、残っていたもう一つのクレーンを組み立てました。
前回作ったときには、それぞれの部品はうまくできたのですが、ブームと操作室のある本体を接着するのに苦労しました。当然ですよね。円形のディスクと直線の腕木の接点はたった二つの接点に過ぎなのですから。そこに糊付けし固定するまでそのまま待つというのは、骨の折れる仕事です。
今回はその教訓から、本体を組み立てる前に、ブームとそれが接着するディスクを作業平面上で接着し、それから上下の円錐を付けました。これなら糊が固まるまで手で押さえている必要はなく、放っておきさえすれば良いのですから楽です。
そのようにしてできたのが下の写真。
本体のトップにも滑車を付けてみました。ちょっと大きすぎたでしょうか。
ところでこのクレーンの台座になっている船室。私はこれをクレーンの台座と書いたのですが、組立説明書ではこれをマストハウス(mast house)と呼んでいます。
こういうデッキ上の構築物は、何が乗っていようと「マストハウス」と呼ぶのかな、と思ったのですが、この構造物は、クレーンが載る前は、本当にマストハウスだったようです。
このStefan Batoryは、もともとHALのMaasdam IVだったのですが、そのときにはここにマストが載っていたということがわかりました。それでマストハウスだったんですね。そのときの写真はこちらをクリック。
その後、TSS Stefan Batoryに改造された際、マストはトップデッキ上に移されました。
このマストハウス上のクレーンですが、出来具合を見るために暫定的に、糊付けせずにマストハウスに載せたのですが、あまりにも居心地が良いのか、抜けなくなってしまいました。無理に抜くと壊しそうですので、このままにします。回転はするのですがなぜか抜けません。意志が働いているようです。
次回は、前方のマストを作ります。だんだんと船の表情が出てきました。
0 件のコメント:
コメントを投稿