このところ細かい部品の製作が多かったのですが、今回は比較的大きな部類です。作るのはクレーンとその腕(Cargo Davits)です。全体としては大きいのですが、これ自体が一つの構造になっているので工作は結構細かい。
まずは腕を作ります。
二通り作ってみました。左はキットそのまま。キットは二枚の紙を上下に貼るだけなのですが、私は中を切り抜いてクレーンの腕らしくしてみました。しかし細かい部分を残して切り抜くのは結構難しくあまりきれいにできませんでした。また中を切り抜いた結果、強度的にも心配があります。
そこで右にあるものを自作してみました。紙を上下ではなく、左右に並べて貼り合わせバーを作り、それを4つのパーツに分けて、一つに接着して作ってみました。なかなかきれいにできたと思います。
キットのものは先端に白いH型の模様が描かれているのですが、これ何でしょうね。滑車でしょうか。そう解釈してそれも作ってみました。自作の腕の上に位置する二つの豆粒見たいのがそれです。直径1 mmのディスク(パンチ屑)を中にスペーサーを入れて貼り合わせてみました。滑車に見えますか。
次はクレーンの操作室を作ります。
写真があまりよくありませんが、何といったら良いでしょうか、パラソルチョコレート型とでもいうのでしょうか。円錐の側面にキャノピーで覆われた操作室があり、人がその中に入って起重機を操作するようですね。ちょっと珍しい形です。
インターネットで実際の写真を見つけました。こちらです。
時代が時代だけに有人人工衛星をイメージしたのでしょうか。マーキュリーやジェミニ計画の宇宙船に似ています。アポロチョコレートなどと同じ系譜でしょうか。しかしこれ、工事現場のクレーンのような感じなのですがどうも油圧で動くわけではなく、従来と同様、ワイヤーで操作するみたいですね。
まだ糊付けしていませんが、本体に載せるとこんな感じになります。
結構きれいにできたので、さらにワイヤーを付けて見ましょうか。
これと同じものを前方にも付けます。実際の写真を見ると円錐のトップにも滑車のようなものが見えますので、前方に付けるものにはそれも再現してみることにします。
起重機もこの船が貨客船であることの証拠です。今のクルーズ客船にはこれほど大きな起重機は見当たりません。
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