さて今回は工具の紹介です。
タイトルにもあるようにナット(雌ねじ)を重りとして使います。
重りは部品同士を糊付けするとき、接着面がしっかりとくっつくように、またその接着によって別の部品が歪まないようにするために使います。
例えば下の写真のように。
これは製作中のポツダム号の船首部分なのですが、肋材、桁材の接着によって底板が歪まないように重しにしています。
今回使ったナットは、ドイツのBauhaus(バウハウス)というホームセンターで購入したものですが、DIN938が100個入って3.90ユーロでした。かなりの重さがあり今回の製作にはこれで十分でしょう。
紙モデル製作者は各人、いろいろな重りを使っていますが、ナットは大きさもちょうど良く(いろいろな大きさのものを選べる)、バランスよく配置できるので便利です。糊が乾くまでずっと指で押さえているというのも根性と根気、指先の制御能力が十分ある人にはいいのですが、凡人には無理。前回製作したStefan Batoryは、指だけで糊が乾くまで押さえていましたが、小さなモデルでも部材が波をうってしまった部分もありました。
重りとしては何も、使いもしないナットなんかを買わずとも、ユーロセントのコインをたくさん使えば、お金を無駄に支出しなくて済みますので、キャッシュフローにはとても良いのですが、どうもお金を道具として使うのはちょっと気が引けます。
Berlinerさま
返信削除こんにちは。
格子状になった所にどうやって重りを置くのかな?と思ってましたが、なるほど、こうするのですね!
模型をやる方は手先の器用さもさることながら、すごいアイディアマンですね!
では、失礼します。
鉄軌さん、コメント有り難うございます。ご返答が遅くなりまして失礼しました。
返信削除ナットはいろいろな大きさのものがありますので、これよりも細かな部分に重しをする必要が出た場合でも対応できそうです。指で押さえるとどうしてもむらが出ますが、重りなら均等に力を加えることができますね。