鋭意製作中

8月に入りましたまだ完成していません。
今月こそ完成へ!

2011年5月7日土曜日

NDL Potsdam (21) - 舷窓

地震の後、動揺もあり、考えるところもあり、作業を中断していましたが、気を取り直して作業を開始することにしました。

骨組みができ次は舷側を貼って行く作業になるのですが、その前に窓を穿つ作業が待っています。丸窓はポンチで空け、楕円形の窓はカッターで空けますが、空けた後どうするか。

前作のStefan Batoryでは、実際に穿った窓はいくつもなかったのですが、透明シートを裏から貼って窓ガラスを表現しました。このやり方はきれいにできるのですが、透明シートは紙ではありませんので、糊が乾くと紙とは違った挙動をとるようになり、そのためはがれてしまったり、ベースとなっている紙を歪めたりすることがあります。それに透明で薄いものですので作業がとても面倒です。
そのような点を考慮して、今回は紙をグレーに塗り裏から貼って窓を表現することにしました。グレーはやや明度の高いものを選びました。それは黒い舷側とのコントラストのためでもあるのですが、実際にはもっと暗いのかもしれません。キャビンに人がいて照明がついているのなら明るいのでしょうが、そうでなければ暗くて舷側の黒と区別ができないくらいなのかもしれません。



ちなみに舷窓のことをドイツ語ではBullaugeと言います。Augeは目ですが、Bullって何でしょうね。Bulleが雄牛だそうですから、そこから来ていてBullaugeは「雄牛の目」という意味なのでしょうか。牛の目って漆黒で輝いていますから、舷窓のようにも見えますね。となるとやはりもっと暗い方がよかったかな。
上の写真ですと白い紙の上に裏から貼るためのグレーに塗った紙片があります。下の船首部分の舷側にはもう窓が穿たれおり、裏からグレーをの紙を貼った窓もあります(作業中)。

この後、窓ガラスに見えるように窓には水性のクリアラッカーを塗っていきます。雄牛の目のように漆黒に輝くでしょうか。

2 件のコメント:

  1. 丸窓をポンチで穿つのは大変な作業ですね。ポツダムは1/250で、私が将来作る予定のHanseaticも同スケールだから、穴を開けようかなあ。そうすると照明までやりたいけれど、光漏れを防ぐのが大変ですね。
    穴を開けたあとをどうするか、東急ハンズで何かいい素材を探してみよう。

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  2. Quinquinさん、コメントを有り難うございます。
    照明は難しそうですね。光源をどうするか、光漏れ対策をどうするかなど、解決しなければならないことが沢山ありますね。
    アルミ箔で裏打ちすると光漏れ対策に練りますか? どこかでそんな記事を読んだ覚えがあります。それにしても貼るのが大変そう。

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