日本は暑くなってきたようですね。水浴びでもしたいほどでしょうか。
ドイツ人は日本人に比べると入浴の頻度は低いようですが、水浴びは大好きです。ドイツ語で公営プールのことをStadtbadといいます。Stadtは「都市」、Badは「プール」でその二つをあわせるとStadt-Bad、つまり「街のプール」になるのですが、Badには「プール」の他に「入浴」「水浴」「浴室」「浴場」なんて意味もありますから、水かお湯かの違いだけで、ドイツ人の頭の中では「街のプール」は結構、我々の「銭湯」に近い概念なのではないかと思うのですがどうでしょうね。
ベルリンには戦前からある市営プールもあり、中には「ローマ風呂」のような円柱廊を備えたものもありますから、私の想像は結構あたっているかもしれません。
それはそうとポツダム号もプールを設置する段階に来ました。ポツダム号には屋外のプールが二箇所あるのですが、船尾のものを今回作ります。
次の写真は組み立てプールを上から見たところです。デッキの上に壁を作り、その中に浴槽を組み立て、その上にデッキを作り、最後に壁で囲みました。
それほど時間はかからないかと思ったのですが、数時間かかってしまいました。水面は表現していませんが、浴槽の壁はよく光って防水加工が施された素材に見えませんか。
これは水色の印刷の上に水性クリアラッカーを塗って光沢を出したものです。これで三回ほど重ね塗りしたものです。
浴槽はデッキの上で順番にパーツを接着していきましたが、それよりは外で作って箱状にしてからデッキに設置した方が工作が楽で見栄えも良かったかもしれません。
上の写真はプールを横から見たところです。格子の入った水色の壁は、どうもガラスの壁のようですね。プールに浸かって海を眺められるようにしたのでしょうか。しかし風が直接あたると寒いということで、こんな壁を備えたのか。
プールの周りのデッキには手すりがつくのですが、他に大きな工作が残っていますので、ここではまだ作らないままにしておきます。
次回はいよいよプロムナードデッキの工作です。
Poop Deck にプールがあるのですね。しかも設計・構造が少し変わっています。俯瞰の写真を見て、「おぅ、プールがなんだかやけにリアルだな」と思ったら、クリアラッカーを重ね塗りしていたのですね。細かい!
返信削除quinquinさん、コメント有り難うございます。
返信削除このプールの構造、変わっていますか。改造前のStafan Batory、つまりMaasdamも似たようなプールを持っていました。Stefan Batoryもデッキ部分を拡張していますが基本構造は同じみたいでしたので、戦前戦後の時期には標準的な構造なのかなと思っていたのですが。
どうもカーゴハッチを付ける部分にプールが載っているようです。それでとって付けたような印象になっているのかもしれません。
クリアラッカーは、結構用途がありますよ。