内壁の貼られたプロムナードデッキには、直ぐにでも外壁を貼りたいのですが、その前にやらなければならない作業が沢山あります。
その一つがStützplatteの設置です。これは英語にするとsupport plateで、辞書によると「支持板」「サポートプレート」といった訳語が出ていますが、どれも造船の専門用語ではないようです。専門用語があるかどうかは判断がつきませんが、よくある部材です。
例えば、下の写真はうちの近所のリーツェンゼーと言う湖に浮かぶ、作業用の箱船です。
拡大すると、こんなふうに。
垂直の板と水平の板を接合するための補助材ですが、本物は溶接で着けられているのでしょう。
この湖には、白鳥が住んでいるのですが、最近ヒナが羽化したようで、この写真を撮っていたら年配のご婦人が、白鳥はどこにいて今年は何羽ヒナが孵ったなどと教えてくれました。こんな箱船の撮影に来たんだと言っても理解してもらえそうにないので、有り難くお話をうかがいました。今度、見に行きましょう。
そして私の白鳥、ポツダム号の支持板です。
特にどんな工夫をしたわけではありませんが、ピンセットで挟んで船体に着ける際に、手首をねじらなくてもいい位置に本体を置き、修正する必要がないように一発で設置しました。
手首をねじってもたいした手間ではありませんが、ねじった分だけ自由が利かなくなるということですから、緊急時に少しでも自由が利くようにベストの姿勢、ポジションを選んだというわけです。少しでも楽にできるように、無駄な力や手間が要らないように作っていくと、少しのことでも全体の仕上がりに影響が出そうです。
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