プロムナードデッキが完成しました。
ずっと眺めていたいのですが、それでは作業が進みませんので、ここでプロムナードデッキ特集をして工程を先に進めます。
まずは特徴的な前面部分。前にも書きましたが、準姉妹船のシャルンホルスト、グナイゼナウは、この前面部分は全部社交室になっていて通り抜けができません。ポツダム号はと言うとここをかなりの割合でウッドデッキが占めています。社交室にしてしまえばだいぶ広くスペースが使えるものを、敢えてこうしたのは、設計者の船旅へのこだわりでしょうか。
次の写真は、全体を写したもの。もちろん未完成ですが、どんな配置なのかだんだんわかってきましたね。このハウスの配置は、現代のクルーズ船には絶対に真似ができません。ハウスはもっと前から始まっていないと、船のバランスはともかくとして、船会社、クルーズ企画会社は経営のバランスを崩して転覆してしまいます。
プロムナードデッキを右舷上方から。上にデッキを貼ってしまうとこれも見納めです。
またもファサードのある前面部分に足を運んでしまいました。ファサードの前には「バルコニー」があります。この粋な計らいも準姉妹船には見られないところ。バルコニーに出るのにドアが左右に二箇所ずつあります。そしてその奥にはWindfang、つまり仕切り室がありますね。バルコニーに出る人はいったんこのロックに入って、そして外へのドアを開けます。こうすることで前方からの風がプロムナードデッキを無遠慮に吹き抜けるのを避けることができます。室内のドアが後方ではなく横方向を向いているのは、やはり風の流れを計算に入れたものでしょうか。
今度は左舷です。側面は窓ガラスの入った大型の窓と、後ろ4つの開口部からできています。4つの開口部も準姉妹船とは形が違いますね。ポツダム号の方が優雅に見えますが、ひいき目でしょうか。宮殿のイメージ。まさに海に浮かぶ宮殿です。
後ろ上方からプロムナードデッキを見下ろします。梁と柱で側面の壁が支えられています。宮殿なら列柱廊でしょうか。
その列柱廊を後ろからのぞき込みます。社交室の出っ張った窓まで見通せます。一番奥の蛇腹になったところが仕切り室です。
最後は左舷側をのぞいてみます。まさに列柱廊の雰囲気。
これでプロムナードデッキの紹介はお仕舞い。こんなウッドデッキをぐるっと歩けたらどんなにすばらしいことでしょう。皆さんもそう思いますか。では夢でお会いしましょう。
プロムナードデッキっていいですよね!
返信削除船旅が楽しくなりますね。
だいぶできてきましたね!
完成が待ち遠しいです。
ふねきちさん、コメント有り難うございます。
返信削除そうですね。プロムナードデッキは、その船の個性が出ていますよね。ポツダム号の場合、設計者の理念がよくわかります。
だいぶ形が見えてきて、作業も楽しいのですが、艤装も結構部品がありますのでまだ数ヶ月はかかりそうですよ。船の旅ですから、急がずゆっくりと楽しむことにします。
プロムナードデッキから同じレベルで眺めると、まさにそこに立ってるような気分になりますね!
返信削除それにしても、こうして作ってゆくと設計者の意図が判ってくるんですね~。おもしろいな~!
その時代を想いながら模型を眺めて、ビール3杯はいけますね!
Dockさん、こちらにもコメント有り難うございます。
返信削除はい、ビール3杯はいけますね。ドイツはビールが安いので飲み過ぎに注意しないと・・。値段に開きもありますが、標準的な値段は500 mmlが、一瓶80ユーロセント前後です。今、日本のレートが高いせいもありますが、円に直したら100円しないんですよ!
なぜ?