作業は、いよいよ舷側、ドイツ語だとBordwandに入っています。これが付くと骨組みだけだった船に肉がつくことになります。
その作業ですが、まずは窓をくり抜きます。
前、中、後と分けると最も窓が多いのは中間の部分なのですが、二種類の窓があります。飛行機の窓のような縦長の楕円(正確に言うと楕円ではなく、サイドは直線、上下がRを描いた曲線)の窓と丸窓です。丸窓の方はポンチで開けますのでわけもないのですが、縦長窓の方は、どうもうまくいきません、ナイフで切るのですが、円形の部分はナイフの操作が難しい。どうもきれいに切れません。できることならこの形のポンチを自作したいところ。
ちなみにこの縦に長い窓は、AデッキとBデッキにありますが1等キャビンの窓。丸窓は2等(ツーリストクラス)キャビンのものです。3等の窓はどんなかというと、ここにはありません。3等は全部窓のないインサイドキャビンかというとそういうわけでもありません。3等はポツダム号にはないのです。全部のキャビンが1等と2等です。
手元のデータによるとポツダム号の旅客定員は1等が134名、2等が138名です。1等はバス付(シングルルームの場合は2室で1つのバスルームを共有)、2等にはバスルームは付いていませんがそれでも個室です。欧州航路用に建造された新田丸級には3等もあったようですが、定員はそれほど多くありません。欧州航路には3等の需要はあまりなかったのでしょうか。
私の予想ですが、3等を使うような実務向けの旅客は、船よりも鉄道を選んだのではないでしょうか。シベリア鉄道を使えば、極東とヨーロッパ間の旅は船旅の半分以下の日数になります。
ノルマンディーを作ったときの失敗談ですが、船体の黒い側面を貼るときに、紙の厚みの部分をマジックなどで黒く塗っておいた方がいいです。(印刷面の黒い部分にはみ出さないように)
返信削除でないと貼り合わせたときに紙の切断面の白さが目立ってしまいます!
参考写真はここでhttp://blogs.yahoo.co.jp/funekichi_2004/14247421.html
またオジャマします。ご存知かもしれませんが、アートナイフを使えば曲線もうまく切れますよ。http://www.olfa.co.jp/ja/body/kind/13_p1.html
返信削除ふねきちさん、アドバイス有り難うございます。
返信削除舷側の黒い部分は白が残らないように気をつけます。私も前作でやはり残ってしまいました。前後の接合はよかったのですが、上下を接合するときののりしろを塗るのを忘れていました。エッジの塗装は今はStabiloの水性カラーペンを使っています。プラモデルの癖で、ついラッカー系の塗料や油性ペンを使ってしまったのですが、紙ですから油性である必要はなかったんですね。
アートナイフ、使っているんですけどねぇ。あとは腕を磨くしかないですかね。今のアートナイフは、セットの廉価版のものです。最初は良いのですが、切れ味が持続しません。もう少し良いのを使うべきかも。オルファカッターを探してみようかなと思っています。
1ヵ月ぶりの訪問となってしまいました。
返信削除訪問頻度が少なくって申し訳ありません。
窓に穴を開けるって事は、やはりディテールアップのためなんですか?
例えば、船内に豆電球(あえてLEDでなく)を仕込んで夜も楽しむとか?
ペーパーモデルでは厳しいですかね。
素人の考えですみません・・・。
DOCKさん、コメントを有り難うございます。
返信削除日本は東から西へとアルテミスフィーバーでしたね。
窓をくり抜くのはディテールアップです。やはりくり抜くと抜かないのでは立体感が違いますよ。でも私ができるのはそこまでで電球を仕込むのは今の私の技術では難しいかな。素材が紙なので、もし光源を設置するなら壁の裏をアルミフォイルとかで裏打ちしないと光で透けてしまうと思うんですよね。それに光をうまく分布させるのも難しいかも。というわけで今のところ光源設置はなしで、ひたすら丁寧に作ることだけに専念します。