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2014年7月24日木曜日

NDL Potsdam (107) - ボードクレーンの製作と設置(3)

 ボードクレーン、6基もあるので大変です。設計者は、一つを設計してあとはそれを複製したのでしょう。当然ですが、製作してみるとそれ故の不具合というのも出てきます。

 例えば、プロムナードデッキのボードクレーン。


 前から、台座の円筒がどうも手すりに近寄り過ぎているんじゃないかと思っていました。そして案の定です。そのままクレーンを設置すると、ブームが手すりと衝突してしまって設置できません。よしんば無理矢理設置したとしても、今度は接近した上に手すりよりも低い位置にブームが来ます。ということはブームをその手すりの外へ伸ばすことはできないクレーンができてしまいます。これは困りました。

 模型ですから実際に荷役を行うわけではないので、何とかつけてしまえばそれでいいでしょうか。いいと言う人もいるかもしれませんが、私は許せませんでした。

 そしてGAを観察すること数日。解決法が見つかりました。この近接、私が手すりでディテールアップしたために起こってしまったのかと思っていたのですが、どうもそうではないらしい。実際に台座はかなり手すりに接近しているんですね。ということはこの点ではこのモデル設計者の誤りではない。誤りはどうもクレーンの足の長さにあるんじゃないかと気がつきました。ブームの付く位置が手すりよりも上ならば、クレーンの回転運動に何ら支障がない、ということになります。

 そこでクレーンの足をこのプロムナードデッキ用のものだけ少し伸ばしました。問題はこれで解決です。まあ、2 mmほど伸ばし過ぎかなあというのもあるのですが、その原因はハンドレールが高過ぎるということから来ていて、それはもう直しようがありません。ちなみに手すりが高すぎるのは私のディテールアップのせいではなく、やはり設計者のミスのようですね。1 mmほど高すぎるようです。そこに私が木の手すりを表現するために紙のストライプを貼ったせいでまた少し高くなりました。その分が多めに見て0.5 mm。だから2 mmの超過というのは、合理的なデフォルメというわけです。この点はご容赦頂くということにしましょう。

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