鋭意製作中

8月に入りましたまだ完成していません。
今月こそ完成へ!

2012年2月25日土曜日

NDL Potsdam (50) - 作業再再開 - 手すり7

スポーツデッキの手すりも今日が最終回です。

まずは紙に手すりの形を移して、Stabiloペンで色を付けました。



それをアートナイフとハサミを使って切り出します。幅1 mmなのでカーブした部分は、カットするのに要注意です。



そしてボンドを支柱の上に載せて、そこにトップのウッドを貼っていきます。細く切った紙はどんなふうにも曲がりますので、なるべく歪まないように慎重に貼っていきますが、慎重過ぎてもたもたしているとボンドが乾いてしまって接着力がなくってしまいますので、スピートが勝負になります。下の写真、なかなかきれいに歪まずに接着できたようですが・・。




大きく拡大してみるとやっぱりちょっと歪んでいますね。このくらいは我慢の範囲ということで、ご容赦頂きましょう。


これでこのデッキの手すりが完成。寄りかかって水平線を眺めることができますね。

次回はこのデッキと丈夫プロムナードデッキを結ぶステップを作ります。

2012年2月22日水曜日

NDL Potsdam (49) - 作業再再開 - 手すり6

今回も手すりです。この船は1934年に竣工していますが、この時代の船は手すりの部分が多く、形も複雑ですね。時代が下るに従って、客船の手すり部分は単純化し数も少なくなって行くようです。但し、近年のベランダ付の船室を多く持つクルーズ船が現れるまで。あれを作るとなったらゾッとしますが、ポツダム号の手すりもすべて作るのは大変な作業です。

と嘆いても作業は進みませんので、根気で勝負。一つ一つ片付けます。

今回は、スポーツデッキ後方の手すりでR部分もありかなり大変です。58hというのがそれです。もちろんこの部材をそのまま貼ってしまえば、簡単なのですが、これでは「絵に描いた餅」ならぬ、「絵に描いた手すり」で面白くありませんので、いつものように糸を使って手すりを表現します。



上の58hの部材ですが、真ん中の部分が軽く湾曲しているのがわかりますか。これは甲板の湾曲に合わせたものです。糸は真っ直ぐに貼るのは比較的簡単なのですが、この曲線部は厄介かもしれません。

まず下の写真のように支柱部分をの両側をカットします。なるべく細くした方が支柱らしくなるのは言うまでもありませんが、限度を超えて細くしようとすると、細い部分が破れてしまったりしてうまくいきません。下の例では、赤でマークした部分が一箇所とれてしまいました。この部分は後で作り直すことにします。尤も支柱が一本くらいなくても、気づかないと思いますし、設計者も果たしてどこまで忠実に描いているかわかりませんので、気にする必要もないのかもしれませんが、一応モデル設計者のデザインを忠実に再現します。



下の写真が不要部分を切り抜いたところです。



そして下の写真のように糸を横棒として貼付けました。中央の曲線も何とかうまくできたようです。接着剤はボンドを使いましたが、乾燥しないうちに糸を載せなければいけませんので時間との勝負になります。また木工用ボンドは、乾燥するまで白くて不透明ですので、それを支柱に塗ると糸を貼る線が見えなくなってしまいますので、これも厄介です。しかし透明な化学糊よりもボンドの方が乾いたときの接着力が強いようですので、やはりこれを使用します。



糸を貼付けたボンドが乾いたら、台紙からの切り出しますが、切り出しにはハサミを使った方が良いようです。カッターでは横向きの力がかかりますので、支柱がそれによって折れてしまったり、とれてしまったりするときがあるからです。
切り出したら、先ほどとれてしまった支柱を別の部材で修復します。



上の写真の台紙部分に、丸を表した矢印があるのがわかりますか。それはその上の部分にRをつけろと言う指示です。今回は二箇所を90°曲げます。曲げるのにはボールペンの腹などを使いますが、今回はRが結構きついのでボールペンの真を型にしました。

下の写真は折り曲げたところです。なかなかきれいにできました。少し放置して、修正するなどして形を安定させます。



目的の場所に接着しました。角を挟む二辺にまず糊付けして、R部分にすき間ができないように接着します。その後糊が乾いたら最後の一辺にも糊付けして接着し、出来上がりです。


この部分にもトップにウッドが載りますが、前回の方法を応用することで、きれいにできるでしょうか。

2012年2月19日日曜日

NDL Potsdam (48) - 作業再再開 - 手すり5

ふねきちさんの熱きご要望にお応えして、ちょっとですが作業を再開しました。
老眼の目を酷使し、女房の目を盗んで・・となかなか大変です。

今日の作業は、手すりのトップのウッドを表現してみました。この部分は、手すりの支柱と一緒に作ろうと考えたのですが、折り曲げるのがうまくいきそうにないので、切り離して別の部材をトップに載せることにしました。

まずは厚紙にStabiloペンで色を塗ります。


本当は油性ペンにすると光沢が出てそれらしくなるのですが、eddingペンは液漏れするなど扱いが厄介なので、水性のStabiloにしました。光沢を出したいなら仕上げにクリアラッカーを塗ると良いかもしれません。

しみこんだ顔料が乾いたところで、1 mm幅にカットします。乾かないうちにカットすると歪んだりうまく切れなません。



切り出した部材は、歪まないようにして、手すりのトップに木工用ボンドを塗って載せます。全部の支柱の頭に糊付けする必要はありませんが、なるべく多く糊付けした方が安定します。どれくらいの量と間隔で糊を置いて行くかは、乾燥するスピードと自分の作業のスピードで調節するのが良いでしょう。


接着剤が乾燥したら、余分な部分をカットして出来上がりです。


茶色の部分が良いアクセントになっています。

2011年11月29日火曜日

NDL Potsdam (47) - 作業再再開 - 手すり3

今日は、いよいよ手すりを台紙から切り離します。

下の写真は四本のバーをつけ終わったところ。拡大すると所々に間隔の狭い部分と広い部分ができてしまっていますが、これくらいはご愛嬌ということでお許しあれ。


下の写真は、台紙から切り離したところ。無事に取り出せました。縦の支柱が台紙とくっついていましたのでそれを切り離せばとれますが、切るというよりは、ナイフを上から押し付けて潰して切断するという感じの方がうまくいきます。ナイフを横に動かして切ろうとすると、どうしても横への力が働いて支柱が曲がってしまいます。



上の写真では、この柵のトップのウッドが載る部分を紙で残してあります。この部分を褐色に塗ってウッドの感じで仕上げようと考えていたのですが、これを水平に折り曲げるのは難しそうですので、とりあえず切り離してみました(下の写真)。


バー四本で繋がっていますので、下の写真をご覧になればわかるようにかなり頑丈です。片持ちでも、コーティングした糸の弾力のお陰で形状は安定したままです。


はい、最後は木工用ボンドで本体に接着しました。化学糊でも付きますが、こういう部材は糊が乾いたときに修正しようとすると、化学糊だと力を加えるとはがれてしまうことがありますので、木工用ボンドの方が重宝します。


さて課題はトップのウッド部分なのですがどうしましょうか。紙の細い帯を作って着色した上で接着というのも良いのですが、それだと曲線部はかなり難しくなりそうです。

もう一つの案としては、少し太めの糸を木工用ボンドでコーティングして着色後にトップに載せるというやり方。コーティングした上からだと着色がうまくいくかどうか不安があります。

2011年11月21日月曜日

NDL Potsdam (46) - 作業再再開 - 手すり2

造船所が廃業していないことを示すために、昨日に引き続き、またこんな細かい途中工程をご覧に入れることにしました。

機能の手すり(柵)の二本目の横バーです。昨日は一挙に糊付けしましたが、今回は支柱5本くらいずつ糊付けして、それを繰り返すことで全体を接着しました。

二本目接着後の写真です。



部分的な作業を繰り返すと、バーの直線性が損なわれるかなと心配したのですが、そんなことはありませんでした。糊が乾いて硬直する前に糸を載せますので、安定性はこちらのやり方の方が高いのではないかと思います。

まだあと二本接着しなければなりません。

2011年11月20日日曜日

NDL Potsdam (45) - 作業再再開 - 手すり

ふねきちさん、コメントへの回答、こちらに書きますよ。

はい、再再開しました。これからこの「再」の字がいくつ付くんでしょうね。船が完成する頃には、ブログはほとんどこの字だけで埋まっていたりして。

あるいは、何回再開しても、それはやはり「再開」であって、そもそも「再再開」などというのはおかしいのでしょうか。

そんなことはどうでもいいことですね。ふねきちさんに言われて急いで再開しましたので、まだ一つの部分ができる前の状態ですが、とりあえずご覧あれ。今日の作業は、手すりの一部です。下の写真を参照。


中央の部材で作業が進んでいて、手すりの支柱になる部分を残して間隙部を切り抜きました。そこにボンドをコーティングした糸を接着しました。これだけ大きな部分を接着するのは難しいですね。手際よくやらないと、最初に糊付けした部分が、最後に糊を置いた頃にはもう乾いてしまって、接着力を失っているということもあります。糊付けは面倒でも部分的にやって、それを繰り返した方が、結局は手間がかからず、しっかりと糸を接着できるかもしれません。

しかしこのシートだけでも何と手すりの部材が多いことか。

日が短くなってくると、こういう細かい仕事に挑戦する意欲が失われてきます。冬至まであと一ヶ月足らずですが、午後4時には大分暗くなっているし、そうでなくても北ヨーロッパの冬の空はべったりと低い雲が地上の人間世界を圧迫していますので、一層仕事の意欲が奪われます。

ふねきちさんは、ヨーロッパの夜をご存知ですか。夜が暗いというのは、夏の白夜でもない限り日本もドイツも変わりません。日本とドイツが違うのは、そのくらい夜を人工の灯で明るくしようとしないところでしょうか。レストラン、酒場はもちろん、街路や住宅だって、灯はあってもうすぼんやりとしていっこうに明るくありません。

ドイツに来たばかりの頃は、ゲルマン人は暗い森で生活していた時代が長かったから、暗いところに慣れていて明るい照明を必要としないのかな、と思っていたのですが、どうもそうばかりではないようです。夜というのは、暗いもので、その暗さを楽しむもの。暗いという自然に逆らって昼間のように明るくしてまで仕事や細かい作業をするなんていう不自然は許されないんでしょうね、この国では。

というわけで冬の間は、濃霧の中を行く船のごとく、進んだり止まったりですが、どうかお許しあれ。

ふねきちさんのブログは、作業の進捗如何に関わらず、拝見しています。神戸の明るい空が羨ましい。

2011年10月3日月曜日

NDL Potsdam (44) - 作業再開

今日のドイツは10月3日「統一の日」でお休みでした。造船所は長い夏休みも過ぎ、ようやく作業を再開します。

デッキ上では細かい作業が続きますが、今日は手すりを作り、船に設置しました。


上の写真がその手すりですが、手すりは小さいものほど作りにくいですね。こんな小さなものは、支柱が両脇にあるだけなので、接着する部分も小さくかなり苦しい作業です。

そしてできた部材を設置しても、小ささ故に作業がすこぶる進捗したというようには見えませんので精神的にも辛いところ。





上の写真が上の手すりを設置したところですが、どこについているかわかりますか。操舵室のあるデッキとその後ろの一段低くなったデッキの境につきました。

しかしこうアップにして写真を撮るとあらが目立ちますね。歪んでしまった手すりも目立ちます。

無理に矯正しようとするとはがれてしまいますし、これで諦める他ないかもしれません。

一回限りの真剣勝負というときもありますね。