鋭意製作中

8月に入りましたまだ完成していません。
今月こそ完成へ!
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2012年7月26日木曜日

NDL Potsdam (81) - ウィンドラスの組み立て

細かい作業はまだまだ続きます。今回はウィンドラスです。ドイツ語ではAnkerwindeと言います。前作のTSS Stefan Batoryでもそうでしたが、一つの部品としては最も部材数が多く、しかも細かい作業になります。エッチングパーツやレーザーカットの別売部品を使うとさらに細かく精密なものができますが、どうもそこまではやる気になりません。自分の手でできる範囲で最高点に達することができればそれで満足です。というわけで、今回も付属のパーツを組み立てていきます。

部材はこれです。99番。かなりの数です。



でもこつこつ組み立てるとこんなふうにできあがります。250分の1なので400分の1のStefan Batoryに比べれば、それほど無理はありません。ただチェーンストッパーの取り付け位置を間違えていますね。後で修正します。あとはアンカーチェーンですが、パーツにはXが付属しています。でもこれはちょっといただけません。

紙一枚の絵だったら、自分で作ったチェーンの方がましというもの。黒い厚紙を用意しました。

まず細いストライブを作ります。

くるりと巻けるように丸めておきます。

そしてチェーンを作ってみました。何とかできましたが、ちょっと均質性がありませんね。

それでも付属の部品よりはずっとましと言う感じもしますが・・。

もう少し作ってみましょう。今度は接合部が隣の環の陰に隠れるようにしました。だんだん良くなってきましたね。

それでもまだ満足せずに、もう一度作り直しました。下の二つがそれです。だんだんとピンセットでの作業にも慣れてきて均質にできるようになりました。接合部はやはり隣の環の陰に隠して、隣の環とはボンドで固定してしまいました。合格レベルです。

作っておいた巻上機の底板には穴を空けておきましたので、チェーンをそこに固定します。

こんなふうにできあがりました。絵に描かれた大きさでチェーンを作ったのですが、ちょっと大きかったかなという気もしますね。もう少し小さな環もできました。

船首に固定してこのステップは終了です。

最後の写真は、SassnitzとTrelleborgの間のフェリーFS Trelleborgのウィンドラストとチェーンの画像です。チェーンの環はもっと細く、小さくすべきでした。





2012年7月12日木曜日

NDL Potsdam (75) - 換気装置(続)

換気装置製作の二回目です。全部の工作をお見せする必要もないのですが、製作の記録、自分の反省材料にもなっていますので、退屈な作業のレポートですがお許し下さい。

84です。底板は内側に入れる工法で製作しています(イラスト参照)。底板一枚分高さが低くなりますので、その分は天井板の厚みでカバーしています。いずれもロータリーパンチで切り出しますので製作は簡単です。経験から言うと、天井板の直径−0.5mmが底板の直径として適切です。






87です。面白いようにきれいにできますね。頭の部分、ラムネ菓子のようです。





次は88です。このくらいの大きさならノーミスです。ただこの辺りからちょっと問題を感じています。頭部のシリンダーの中に糊付けするのは結構めんどうなんですよね。そこで新機軸を導入。名付けて「ボンドカートリッジ」です。どんなものかと言うと次のイラストをご覧下さい。



二枚のディスク(底板)の間にボンドを挟んで円筒の中に入れ、底面に達したところでディスクを上から押すとボンドがあふれて円筒の壁に当たり接着されるというわけです。ボンドの量はちょっとオーバーですね。ほんの少しのボンドで十分です。中に入れるディスクが二つになったことで、円形の形状はさらに安定します。





前の部分、こんなに換気装置が付きました。ボラード、カーゴハッチ、波よけなどと並んで大分にぎやかですね。


次は90。



85です。





今度は後方の甲板に付くものですが、どこに付けるのかよくわからなくなってきました。どうも設計図に不備があるようです。


部材の特徴と甲板のマーキング、キットの表紙のイラストを参考にして設置場所を特定するしかありません。


まず93。



94。




91。これは甲板に差込む部分がありませんので、設置場所は特定できます。




と、推測と資料を駆使して設置してきたのですが、実際の写真と比べるとどうも位置が忠実でないものもあるようですね。それはある程度、仕方のないことかもしれません。

2012年6月27日水曜日

NDL Potsdam (69) - カーゴハッチ

今回は甲板上の最後の大物と言ってもいい、カーゴハッチを作ります。甲板上に四箇所、白い部分、まさに「空白」が残っています。それが塞がります。

まず部材ですが、これです。

上の方にあるストライプが側面でその上に屋根型に上面が付くのですが、どれも同じ大きさのものが二つずつありますね。どういうことでしょうか。グレーのものには(A)と印がついていますが。
部材リストをみますと、bはLuckendeckel、b (A)はPlaneとなっています。ということは前者がハッチの蓋、後者が防水シートということになります。製作者の好みでどちらか一つを付けろということのようですが、どちらにしましょうか。
私は、NDLに引き渡されて運航中の姿を作りたいので、防水シートをかぶせた方ということになりますね。方針決定。

作るのはさして難しくありませんが、上板の側面などに白い部分が残らないように、Stabiloで丁寧に色を付けておきました。 一番大きい前から二番目のハッチが出来上がりました。

それを甲板に付けるとこんな感じ。平らだった甲板にパーツが付くだけで立体感がでますね。やる気が出てきました。

甲板に貼り付けるときには糊が乾くまでナットの錘で押し付けます。この用具、久しぶりの登場です。ボンドが乾くまで指で押さえておいてもいいのですが、指だと力がむらにかかりり、それによってパーツを変形させてしまうこともあるのでなるべく錘で力を加えることにしています。

前の二つが完成。

そして後ろの二つも完成です。

難しい工作ではありませんがなかなかいい感じです。ただちょっと物足りないところも。

防水シートだと言うのに、ちっとも防水っぽくない。もちろん、紙ですからね。そこで「防水感」(そんな言葉があるのか?)を出すために一工夫することにしました。このシートに光沢があったらどうでしょう。ビニールのような素材やキャンバスに薬品を塗って防水加工を施した感じになりませんか。そこで以前も使った水性のクリアラッカーの登場です。

下の写真のものは、縦方向、横方向にそれぞれ一回塗ったのですが、たしかに光沢が出ました。光の当たり方によってはよく光を反射し、防水シートっぽくなりました。なかなかいいですね。

このラッカーですが、塗るときには毛の柔らかい筆で塗り、塗り重ねるときにははじめの塗装がよく乾いてからにしないと塗りムラが出来てしまいます。前の方のハッチはちょっとそれをやってしまいました。まあ、自分では満足してますが。

はい、今日の作業はこれでお終いです。全体を写してみました。奥には今回活躍してくれたペリカン社の水性クリアラッカーも写っています。

さてこのハッチから船倉にどんなものが入れられたのでしょうね。前の二つ目のハッチは6 cmほどありますから実際には15 mの長さになりますね。これくらいだと電気機関車も入りそうですが、日本はこの頃はもう鉄道車両は輸入していませんよね。P. Kuckuk, Die Ostasienschnelldampfer Scharnhorst, Potsdam und Gneisenau des NDL.という本に輸出入品について少しだけ書かれていますが、原材料やせいぜい部品の類いが多かったようで、今日のようにドイツの機械が世界中を行き来すると言うことはなかったようなのです。しかし量はともかく自動車等のドイツ製の工業製品も運ばれていたのではないかと思っています。ちなみにこの急行汽船での輸送は特別料金が必要だったそうですから、今で言えば空輸のような感じで高価なものもあったのかもしれません。また調べてみます。