ボードクレーン、6基もあるので大変です。設計者は、一つを設計してあとはそれを複製したのでしょう。当然ですが、製作してみるとそれ故の不具合というのも出てきます。
例えば、プロムナードデッキのボードクレーン。
前から、台座の円筒がどうも手すりに近寄り過ぎているんじゃないかと思っていました。そして案の定です。そのままクレーンを設置すると、ブームが手すりと衝突してしまって設置できません。よしんば無理矢理設置したとしても、今度は接近した上に手すりよりも低い位置にブームが来ます。ということはブームをその手すりの外へ伸ばすことはできないクレーンができてしまいます。これは困りました。
模型ですから実際に荷役を行うわけではないので、何とかつけてしまえばそれでいいでしょうか。いいと言う人もいるかもしれませんが、私は許せませんでした。
そしてGAを観察すること数日。解決法が見つかりました。この近接、私が手すりでディテールアップしたために起こってしまったのかと思っていたのですが、どうもそうではないらしい。実際に台座はかなり手すりに接近しているんですね。ということはこの点ではこのモデル設計者の誤りではない。誤りはどうもクレーンの足の長さにあるんじゃないかと気がつきました。ブームの付く位置が手すりよりも上ならば、クレーンの回転運動に何ら支障がない、ということになります。
そこでクレーンの足をこのプロムナードデッキ用のものだけ少し伸ばしました。問題はこれで解決です。まあ、2 mmほど伸ばし過ぎかなあというのもあるのですが、その原因はハンドレールが高過ぎるということから来ていて、それはもう直しようがありません。ちなみに手すりが高すぎるのは私のディテールアップのせいではなく、やはり設計者のミスのようですね。1 mmほど高すぎるようです。そこに私が木の手すりを表現するために紙のストライプを貼ったせいでまた少し高くなりました。その分が多めに見て0.5 mm。だから2 mmの超過というのは、合理的なデフォルメというわけです。この点はご容赦頂くということにしましょう。
鋭意製作中
8月に入りましたまだ完成していません。
今月こそ完成へ!
2014年7月24日木曜日
2014年7月15日火曜日
NDL Potsdam (105) - 天幕支柱と梁
天幕支柱と梁、ドイツ語ではSonnenschutzsegelstützを作成し設置しました。Sonnenschutzは「日よけ」、Segelは「天幕」ですがSegelには「帆」という意味もあります。かつては帆走の動力源であった帆に代わって、人工的な動力が採用された結果、帆(天幕/キャンバス)は日よけとして使われることになった? そんな連想がわいてきますが、実際にはどうなんでしょうか。
工作に入りましょう。
まずは、上部プロムナードデッキです。組み立ててから設置したのですが、歪んでしまった部分があります。簡単に見えますがきれいに作るのは難しいですね。
キットのままだと支柱がいかにも太いので少し細くしました。それでもまだ太いですが・・。梁の方は、実際にはトラスになっていたようですね。
気を取り直して、サンデッキの天幕支柱。
今度は横方向の部材をデッキ上に設置してから、縦方向の部材で調整するという方針。上手くいくか?
上部プロムナードデッキよりは上達しましたが、まだ不満が残ります。しっかり癖とりをしてから設置したのですが、設置した後にも癖が出ます。部材を作り、もっと十分な時間を置いてから設置した方がよかったのかもしれません。
ちなみに縦方向の一番外側はまだ設置していません。実物の写真を見ると細いワイヤーのようなものでできていますので、キットが用意している紙の板の代わりに別の材料を使おうと思っています。
最後に残ったコンパスデッキの天幕支柱は、一番目立つところですから、一番きれいに作りたい。さてどうしたものか。
工作に入りましょう。
まずは、上部プロムナードデッキです。組み立ててから設置したのですが、歪んでしまった部分があります。簡単に見えますがきれいに作るのは難しいですね。
キットのままだと支柱がいかにも太いので少し細くしました。それでもまだ太いですが・・。梁の方は、実際にはトラスになっていたようですね。
気を取り直して、サンデッキの天幕支柱。
今度は横方向の部材をデッキ上に設置してから、縦方向の部材で調整するという方針。上手くいくか?
上部プロムナードデッキよりは上達しましたが、まだ不満が残ります。しっかり癖とりをしてから設置したのですが、設置した後にも癖が出ます。部材を作り、もっと十分な時間を置いてから設置した方がよかったのかもしれません。
ちなみに縦方向の一番外側はまだ設置していません。実物の写真を見ると細いワイヤーのようなものでできていますので、キットが用意している紙の板の代わりに別の材料を使おうと思っています。
最後に残ったコンパスデッキの天幕支柱は、一番目立つところですから、一番きれいに作りたい。さてどうしたものか。
ラベル:
NDL Potsdam,
工法,
材料,
失敗
2014年7月8日火曜日
NDL Potsdam (104) - ボートダビッドの製作と設置
ボートダビッドを製作し本体に設置しました。
ボートダビッドは、一枚の板を切り出すのではなく、二枚重ねた紙から前後二枚を切り出して、間にスペーサーを挟んで貼り合わせます。もともとの輪郭が狂っていたのと糊の乾き方が、テーブル上に置いたときの上と下で違ったのか歪みと狂いが出てしまいました。難しいものですね。
本体に設置しましたが、少しは癖とりの効果があったでしょうか。
このキット、CADではなく、手書きで切り取り線が書かれているためにどうしても狂いが出ます。ボートダビッドでは、その狂いがかなり大きく実際に切り出した輪郭と、キットの輪郭がかなりずれています。塗装してそのラインを消したいところですが、水分を含むと部材に歪みが出ます。
さて、どうしたものか。少し考えないといけません。
ボートダビッドは、一枚の板を切り出すのではなく、二枚重ねた紙から前後二枚を切り出して、間にスペーサーを挟んで貼り合わせます。もともとの輪郭が狂っていたのと糊の乾き方が、テーブル上に置いたときの上と下で違ったのか歪みと狂いが出てしまいました。難しいものですね。
| Davits für NDL Potsdam |
本体に設置しましたが、少しは癖とりの効果があったでしょうか。
| Davits, gesetzte |
このキット、CADではなく、手書きで切り取り線が書かれているためにどうしても狂いが出ます。ボートダビッドでは、その狂いがかなり大きく実際に切り出した輪郭と、キットの輪郭がかなりずれています。塗装してそのラインを消したいところですが、水分を含むと部材に歪みが出ます。
さて、どうしたものか。少し考えないといけません。
ラベル:
NDL Potsdam,
失敗
2014年6月5日木曜日
NDL Potsdam (98) - エンジン・テレグラフの作成と設置
今回はエンジン・テレグラフ(Maschinentelegraf)を作成して設置します。部材番号は111。2つ作ります。
部材を見ると円柱の上に半円が載るようになっていますが、半円の側面をfで作れという無理な要求が出ています。その通りにやってもこのサイズではきれいにはできそうもないので、この紙を4枚重ねてはり合わせ、パンチで円形にくり抜き、それを半分に切ったものを載せることにしました。エッジは水彩ペンで塗ります。
こんな感じにできました。円柱の上下底面の直径は2.5 mmくらいでしょうか。この程度なら工作はまったく問題なし。上部の機材の部分はちょっと塗りムラがありますね。気になるようなら後でポスターカラーを筆塗りしましょう。
ブリッジに設置しました。塗りムラはそれほど気になりませんのでこのままにしましょう。
エンジン・テレグラフは、ドイツ語ではMaschientelegrafと言います。Maschinenは機械、この場合、機関ですから、英語とほとんど同じということですね。
今の船はこの操作がエンジンに直結しているのでしょうが、かつてはこの装置を通じて機関室に命令が伝わり、機関士がそれに合わせて機関をコントロールしたのでしょうね。まさにテレグラフ!
部材を見ると円柱の上に半円が載るようになっていますが、半円の側面をfで作れという無理な要求が出ています。その通りにやってもこのサイズではきれいにはできそうもないので、この紙を4枚重ねてはり合わせ、パンチで円形にくり抜き、それを半分に切ったものを載せることにしました。エッジは水彩ペンで塗ります。
こんな感じにできました。円柱の上下底面の直径は2.5 mmくらいでしょうか。この程度なら工作はまったく問題なし。上部の機材の部分はちょっと塗りムラがありますね。気になるようなら後でポスターカラーを筆塗りしましょう。
ブリッジに設置しました。塗りムラはそれほど気になりませんのでこのままにしましょう。
エンジン・テレグラフは、ドイツ語ではMaschientelegrafと言います。Maschinenは機械、この場合、機関ですから、英語とほとんど同じということですね。
今の船はこの操作がエンジンに直結しているのでしょうが、かつてはこの装置を通じて機関室に命令が伝わり、機関士がそれに合わせて機関をコントロールしたのでしょうね。まさにテレグラフ!
ラベル:
NDL Potsdam,
ドイツ語,
工法,
失敗
2014年6月4日水曜日
NDL Potsdam (97) - デリックブームの作成と設置
今回でデリックブーム(Schwergutbaum)を完成させ本体に設置します。
まずはこれまでに作っておいたブーム(Baum)にヒンジ(105l: Gelenk)を付けます。エッジの部分が白く出ますので水彩ペンで塗っておきます。白い部分が残ると結構目立ちますので。
そして本体に設置します。本体部分(マストに付いているデリックの台座)にもヒンジがあり、それに接着します。後方のマストに、前を向いて斜めに付くブームがありますが、その台座ヒンジは要注意。斜めに向けて接着しなければいけなかったのに、マーキング通りに真っ直ぐに設置していたばかりにそのままだとブームが付きません。ボンドでごまかそうかとも思ったのですが、何とか切り取って付け直しました。下手をするとせっかく作った本体を傷めてしまいますので危ない作業でした。
こういう作業は「積み木」に似ていますね。既に作ってある部分、特にディテールは脆く、一度作ってしまうと後からの修正が難しくなります。
前方にもブームが付きました。貨客船らしくなりました。うっとりしてしまいます。
最後の写真はおまけになりますが、現時点での作業進捗状況です。マストも付き、荷役装置も付いて貨客船らしくなりました。
この当時の「客船」は、ほとんどがパッセンジャーオンリーではなく正確に言えば「貨客船」。現代のクルーズ客船にはみられないような大型の荷役装置が付いていてそれがアクセントになっています。考えてみると船は本来、貨物を運ぶためのものであって、大陸間の人の移動の主役になったのは、現代の飛行機全盛をみると一時的なものだったのかもしれませんね。この当時、どんなに豪華な客室が設置されようと貨物の上に人が乗っかっていることに変わりはなかったわけです。そういうところにロマンを感じるんですけどね、私は。
まずはこれまでに作っておいたブーム(Baum)にヒンジ(105l: Gelenk)を付けます。エッジの部分が白く出ますので水彩ペンで塗っておきます。白い部分が残ると結構目立ちますので。
| Bäume mit Gelenken, Kante sind gelb gestrichen |
こういう作業は「積み木」に似ていますね。既に作ってある部分、特にディテールは脆く、一度作ってしまうと後からの修正が難しくなります。
前方にもブームが付きました。貨客船らしくなりました。うっとりしてしまいます。
最後の写真はおまけになりますが、現時点での作業進捗状況です。マストも付き、荷役装置も付いて貨客船らしくなりました。
| NDL Potsdam im Bau, 04.06.2014 |
ラベル:
NDL Potsdam,
ドイツ語,
失敗
2014年5月27日火曜日
NDL Potsdam (94) - 紙で直径1 mmの円筒を作る(想像の産物)
紙で直径1 mmという極細の円筒を作る技術。これはどうだ、というものが頭に浮かびやってみました。
まずは紙の一端だけを細くまきます。これならそう難しくはありませんよね。
それを直径1 mmの穴に通す。
通った部分だけに少しずつ糊付けしていき部分的に円筒を完成させる。
そしてその穴にストライプが最後まで通れば、長い円筒がいとも簡単に出来上がり。
どうです。いいアイデアでしょ。
と言いたいところですがどうもそう上手くは行きませんでした。3 cmくらいは上手くいくのですが、それ以上になると糊付けが難しくなって行き、均質な筒ができませんでした。
というわけで細い円筒を作るのはやっぱりあれしかないか・・。「あれ」って、あれですよ。ほらあれ!(つづく)。
ラベル:
NDL Potsdam,
工法,
失敗
2014年5月25日日曜日
NDL Potsdam (93) - 紙で直径1 mmの円筒を作る
前回作ったブームの続き、残り8本を作りました。つまり直径1 mmの円筒を8本丸めたわけです。ふぅ〜。
こんなふうにできました。
まあ、こうやってみると許せる範囲で真っ直ぐですが、実は不満。これを採用するかどうか迷っています。
一番右は、キットの部材ではなく余った紙を使った自作です。水をかけて柔らかくして丸めました。着色は水性ペンですので、あまり奇麗ではありません。これを作ったのはキットの部材で作ったものに満足できていないからです。作り直そうかと・・。
キットの部材での円筒の作り方は、こうです。
まずのりしろを作ります。0.5 mmほどの余白をのりしろとして残し、その部分の紙を半分剥がします。くるっと豚の尻尾のようになっている部分が剥がしているもの。
そして丸いもの、例えばボールペンの芯とかに合わせて何とか丸めます。最後は定規を使ってくるくると転がして丸みを整えています。
直径2 mmまではこの方法で上手くいったのですが、直径1 mmともなるとどうもその限界を越えてしまったようです。つまり上手くいかないということ。
下の写真は、継ぎ目の部分を敢えて上にした写真。白い部分が目立ちますが、その部分はくっついていないということ。上から見るとたしかに円筒だと感じられる丸みがあるのですが、その下は実はこうなっているんです。
見苦しいところをお目にかけてしまいました。貴方なら、これ採用しますか。
私は・・?
効率を考えたら、見えない部分だしいいかなとも思うんですが、プロムナードデッキの中など見えない部分、ほとんど見えない部分にも手を抜かなかったのに、ここではこれで妥協?
大人になれと言っている自分とロマンを求め続ける自分との葛藤。
さて、貴方〜ならどうする〜?♪♪
私はというと直径1 mmの円筒を上手く安定して作れないものかと思案中。つづく。
こんなふうにできました。
まあ、こうやってみると許せる範囲で真っ直ぐですが、実は不満。これを採用するかどうか迷っています。
一番右は、キットの部材ではなく余った紙を使った自作です。水をかけて柔らかくして丸めました。着色は水性ペンですので、あまり奇麗ではありません。これを作ったのはキットの部材で作ったものに満足できていないからです。作り直そうかと・・。
キットの部材での円筒の作り方は、こうです。
まずのりしろを作ります。0.5 mmほどの余白をのりしろとして残し、その部分の紙を半分剥がします。くるっと豚の尻尾のようになっている部分が剥がしているもの。
そして丸いもの、例えばボールペンの芯とかに合わせて何とか丸めます。最後は定規を使ってくるくると転がして丸みを整えています。
直径2 mmまではこの方法で上手くいったのですが、直径1 mmともなるとどうもその限界を越えてしまったようです。つまり上手くいかないということ。
下の写真は、継ぎ目の部分を敢えて上にした写真。白い部分が目立ちますが、その部分はくっついていないということ。上から見るとたしかに円筒だと感じられる丸みがあるのですが、その下は実はこうなっているんです。
私は・・?
効率を考えたら、見えない部分だしいいかなとも思うんですが、プロムナードデッキの中など見えない部分、ほとんど見えない部分にも手を抜かなかったのに、ここではこれで妥協?
大人になれと言っている自分とロマンを求め続ける自分との葛藤。
さて、貴方〜ならどうする〜?♪♪
私はというと直径1 mmの円筒を上手く安定して作れないものかと思案中。つづく。
ラベル:
NDL Potsdam,
工法,
失敗
2012年8月9日木曜日
NDL Potsdam (85) - Aデッキ(前方)の手すり
手すりも、ステップのものを除き、最後になりました。最後は船首の手すりです。
これが部材ですが、一繋がりのものとしては最も大きい部類に属します。単純なだけにきれいに作るのは難しそうですが頑張ります。今回もハサミで支柱を切り出しますが、ハサミを入れる前に、切るラインを引きました。そうすることで支柱の太さを均等にする狙いがあります。
支柱がずらっと並びました。細すぎて直線になりませんが、ピンセットで成形し、できる限り歪みをとります。
一本目のバーがつきました。ボンドが乾く前に糸を設置しなければなりませんので、これだけ大きいと時間との勝負です。
すべてのバーがつきました。均質にできたようですがどうでしょうか。
切り出しました。ここまでは順調です。
設置しました。すんなり付いたような印象をもたれるかもしれませんが、あっちを付ければこっちが落ち、こっちを付ければあっちが落ちと悪戦苦闘の末の設置です。写真では割ときれいに見えますが、ちょっと不満の残るできです。
前方からの撮影です。水平はいいのですが、縦のラインがあまり真っ直ぐではありません。お見せする気になりません・・。
気を取り直して左舷の作業に進みます。
右舷と同様に、手すりができました。ここまでは今回も順調です。
今回は本体への接着を助けるために、こんな補助具を作ってみました。ハウス側を接着しているときに手すりの前方側が落ち、結果として折角きれいに作った手すりを歪ませていまわないようにという配慮です。
効果は計算通り。なかなかよし。
今度は上からも見せられます。
トップの一本は、少し太めの糸で作ったのですが、わかるほどの違いは出ませんでした。それならボンドでコーティングする際に少し厚塗りにした方が良かったかもしれませんね。この教訓は、次の作品で活かすことになりますが。
こういう大きな手すりを歪みなく真っ直ぐに設置するにはどうしたらいいのでしょうか。内側に三角形の支柱を付けるという対策も考えましたが、付いてしまった後に力で矯正するのは難しそうです。やはり均質につくり歪まないように設置するというのが王道ですね。それにはやはり年季がものをいいそうです。
これが部材ですが、一繋がりのものとしては最も大きい部類に属します。単純なだけにきれいに作るのは難しそうですが頑張ります。今回もハサミで支柱を切り出しますが、ハサミを入れる前に、切るラインを引きました。そうすることで支柱の太さを均等にする狙いがあります。
支柱がずらっと並びました。細すぎて直線になりませんが、ピンセットで成形し、できる限り歪みをとります。
一本目のバーがつきました。ボンドが乾く前に糸を設置しなければなりませんので、これだけ大きいと時間との勝負です。
すべてのバーがつきました。均質にできたようですがどうでしょうか。
切り出しました。ここまでは順調です。
設置しました。すんなり付いたような印象をもたれるかもしれませんが、あっちを付ければこっちが落ち、こっちを付ければあっちが落ちと悪戦苦闘の末の設置です。写真では割ときれいに見えますが、ちょっと不満の残るできです。
前方からの撮影です。水平はいいのですが、縦のラインがあまり真っ直ぐではありません。お見せする気になりません・・。
気を取り直して左舷の作業に進みます。
右舷と同様に、手すりができました。ここまでは今回も順調です。
今回は本体への接着を助けるために、こんな補助具を作ってみました。ハウス側を接着しているときに手すりの前方側が落ち、結果として折角きれいに作った手すりを歪ませていまわないようにという配慮です。
効果は計算通り。なかなかよし。
今度は上からも見せられます。
トップの一本は、少し太めの糸で作ったのですが、わかるほどの違いは出ませんでした。それならボンドでコーティングする際に少し厚塗りにした方が良かったかもしれませんね。この教訓は、次の作品で活かすことになりますが。
こういう大きな手すりを歪みなく真っ直ぐに設置するにはどうしたらいいのでしょうか。内側に三角形の支柱を付けるという対策も考えましたが、付いてしまった後に力で矯正するのは難しそうです。やはり均質につくり歪まないように設置するというのが王道ですね。それにはやはり年季がものをいいそうです。
ラベル:
NDL Potsdam,
工法,
失敗
2012年8月2日木曜日
NDL Potsdam (84) - Aデッキの手すり
船尾(B)デッキの手すりに続いて船尾Aデッキの手すりの製作です。作り方はいつもと変わりません。
左舷です。側面と後方はほぼ90°に交わっていますので、接着してから甲板に設置した方が楽かと思ったのですが、考え過ぎでした。一つ一つ付けた方がコントロールが利きますね。反省。
手すりの工作はもう珍しくもないので、両舷で設置したところしかご覧にいれませんよ。
もうトップのウッド部分も載せられています。
後方からのショットです。
真後ろから。AデッキよりもBデッキの手すりがよく見えますが。
このAデッキとBデッキですが、ツーリストクラス用のオープンデッキとプロムナードデッキの役割を果たしているようです。ファーストクラス用に比べればグレードは落ちますがなかなか気前のいいデッキ利用です。この辺りが「急行汽船」の面目かもしれませんね。
左舷です。側面と後方はほぼ90°に交わっていますので、接着してから甲板に設置した方が楽かと思ったのですが、考え過ぎでした。一つ一つ付けた方がコントロールが利きますね。反省。
手すりの工作はもう珍しくもないので、両舷で設置したところしかご覧にいれませんよ。
もうトップのウッド部分も載せられています。
後方からのショットです。
真後ろから。AデッキよりもBデッキの手すりがよく見えますが。
このAデッキとBデッキですが、ツーリストクラス用のオープンデッキとプロムナードデッキの役割を果たしているようです。ファーストクラス用に比べればグレードは落ちますがなかなか気前のいいデッキ利用です。この辺りが「急行汽船」の面目かもしれませんね。
ラベル:
NDL Potsdam,
失敗
2012年7月8日日曜日
NDL Potsdam (73) - 昇降階段
今回は「昇降階段」、ドイツ語でNiedergangを作ります。といっても階段そのものではなく、入口のハッチと言った方がわかりやすいでしょうか。Niedergangには「ハッチ」という訳もありますね。
またNiedergangには、一般に、下に降りる、という意味ですから「没落」と訳されることもあります。工作が没落してしまわないように頑張ります。
まず部材ですが、これです。背中をカットした台のような形になるのですが、よく見るとこれ、接合部の整合性がありません。側面と天井、側面同士のエッジが衝突してしまいます。紙を平面と考えると、細かい部品のときに上手く組み立てられません。ここは立体としてとらえ接合部に整合性を持たせます。
私の採った方法は、まず裏に回って谷折り部分と接合されるエッジに線を引きます。
その線にV字の溝を掘ります。これが谷折りを容易にし、また接合するエッジでの板の衝突を避けます。
と、理論的には整合性があるのですが、工作でちょっと失敗。力が入り過ぎたのか、折る部分が切れてしまいました。
めげずに繋ぎ合わせて、一つ完成。
三つが完成して、あとは換気装置の部材がそろいました。
換気装置を取り付けて完成です。しかしよく見ると、換気装置の付いたものは傾いていますね。工作の不具合でしょうか。いえ、これは甲板の傾きに合わせてこうなっています。芸が細かいですね。甲板に固定すると垂直に立つというわけです。
はい、接着しました。舳先の部分と前から二番目のカーゴハッチの前にあります。どうですか。垂直に立っていますか。
これに似た部分は、新田丸にもありましたね。新田丸のものはご丁寧に背中が丸くなってかわいく仕上げられています。他の船にもこういう部分はあるかもしれませんが、新田丸のものは、このNDLの船にヒントを得たんじゃないかと思います。ドイツ製品へのコンプレックスを感じるのは私だけでしょうか。
またNiedergangには、一般に、下に降りる、という意味ですから「没落」と訳されることもあります。工作が没落してしまわないように頑張ります。
まず部材ですが、これです。背中をカットした台のような形になるのですが、よく見るとこれ、接合部の整合性がありません。側面と天井、側面同士のエッジが衝突してしまいます。紙を平面と考えると、細かい部品のときに上手く組み立てられません。ここは立体としてとらえ接合部に整合性を持たせます。
私の採った方法は、まず裏に回って谷折り部分と接合されるエッジに線を引きます。
その線にV字の溝を掘ります。これが谷折りを容易にし、また接合するエッジでの板の衝突を避けます。
と、理論的には整合性があるのですが、工作でちょっと失敗。力が入り過ぎたのか、折る部分が切れてしまいました。
めげずに繋ぎ合わせて、一つ完成。
三つが完成して、あとは換気装置の部材がそろいました。
換気装置を取り付けて完成です。しかしよく見ると、換気装置の付いたものは傾いていますね。工作の不具合でしょうか。いえ、これは甲板の傾きに合わせてこうなっています。芸が細かいですね。甲板に固定すると垂直に立つというわけです。
はい、接着しました。舳先の部分と前から二番目のカーゴハッチの前にあります。どうですか。垂直に立っていますか。
これに似た部分は、新田丸にもありましたね。新田丸のものはご丁寧に背中が丸くなってかわいく仕上げられています。他の船にもこういう部分はあるかもしれませんが、新田丸のものは、このNDLの船にヒントを得たんじゃないかと思います。ドイツ製品へのコンプレックスを感じるのは私だけでしょうか。
ラベル:
NDL Potsdam,
ドイツ語,
工法,
失敗
2012年6月27日水曜日
NDL Potsdam (69) - カーゴハッチ
今回は甲板上の最後の大物と言ってもいい、カーゴハッチを作ります。甲板上に四箇所、白い部分、まさに「空白」が残っています。それが塞がります。
まず部材ですが、これです。
上の方にあるストライプが側面でその上に屋根型に上面が付くのですが、どれも同じ大きさのものが二つずつありますね。どういうことでしょうか。グレーのものには(A)と印がついていますが。
部材リストをみますと、bはLuckendeckel、b (A)はPlaneとなっています。ということは前者がハッチの蓋、後者が防水シートということになります。製作者の好みでどちらか一つを付けろということのようですが、どちらにしましょうか。
私は、NDLに引き渡されて運航中の姿を作りたいので、防水シートをかぶせた方ということになりますね。方針決定。
作るのはさして難しくありませんが、上板の側面などに白い部分が残らないように、Stabiloで丁寧に色を付けておきました。 一番大きい前から二番目のハッチが出来上がりました。
それを甲板に付けるとこんな感じ。平らだった甲板にパーツが付くだけで立体感がでますね。やる気が出てきました。
甲板に貼り付けるときには糊が乾くまでナットの錘で押し付けます。この用具、久しぶりの登場です。ボンドが乾くまで指で押さえておいてもいいのですが、指だと力がむらにかかりり、それによってパーツを変形させてしまうこともあるのでなるべく錘で力を加えることにしています。
前の二つが完成。
そして後ろの二つも完成です。
難しい工作ではありませんがなかなかいい感じです。ただちょっと物足りないところも。
防水シートだと言うのに、ちっとも防水っぽくない。もちろん、紙ですからね。そこで「防水感」(そんな言葉があるのか?)を出すために一工夫することにしました。このシートに光沢があったらどうでしょう。ビニールのような素材やキャンバスに薬品を塗って防水加工を施した感じになりませんか。そこで以前も使った水性のクリアラッカーの登場です。
下の写真のものは、縦方向、横方向にそれぞれ一回塗ったのですが、たしかに光沢が出ました。光の当たり方によってはよく光を反射し、防水シートっぽくなりました。なかなかいいですね。
このラッカーですが、塗るときには毛の柔らかい筆で塗り、塗り重ねるときにははじめの塗装がよく乾いてからにしないと塗りムラが出来てしまいます。前の方のハッチはちょっとそれをやってしまいました。まあ、自分では満足してますが。
はい、今日の作業はこれでお終いです。全体を写してみました。奥には今回活躍してくれたペリカン社の水性クリアラッカーも写っています。
さてこのハッチから船倉にどんなものが入れられたのでしょうね。前の二つ目のハッチは6 cmほどありますから実際には15 mの長さになりますね。これくらいだと電気機関車も入りそうですが、日本はこの頃はもう鉄道車両は輸入していませんよね。P. Kuckuk, Die Ostasienschnelldampfer Scharnhorst, Potsdam und Gneisenau des NDL.という本に輸出入品について少しだけ書かれていますが、原材料やせいぜい部品の類いが多かったようで、今日のようにドイツの機械が世界中を行き来すると言うことはなかったようなのです。しかし量はともかく自動車等のドイツ製の工業製品も運ばれていたのではないかと思っています。ちなみにこの急行汽船での輸送は特別料金が必要だったそうですから、今で言えば空輸のような感じで高価なものもあったのかもしれません。また調べてみます。
まず部材ですが、これです。
上の方にあるストライプが側面でその上に屋根型に上面が付くのですが、どれも同じ大きさのものが二つずつありますね。どういうことでしょうか。グレーのものには(A)と印がついていますが。
部材リストをみますと、bはLuckendeckel、b (A)はPlaneとなっています。ということは前者がハッチの蓋、後者が防水シートということになります。製作者の好みでどちらか一つを付けろということのようですが、どちらにしましょうか。
私は、NDLに引き渡されて運航中の姿を作りたいので、防水シートをかぶせた方ということになりますね。方針決定。
作るのはさして難しくありませんが、上板の側面などに白い部分が残らないように、Stabiloで丁寧に色を付けておきました。 一番大きい前から二番目のハッチが出来上がりました。
それを甲板に付けるとこんな感じ。平らだった甲板にパーツが付くだけで立体感がでますね。やる気が出てきました。
甲板に貼り付けるときには糊が乾くまでナットの錘で押し付けます。この用具、久しぶりの登場です。ボンドが乾くまで指で押さえておいてもいいのですが、指だと力がむらにかかりり、それによってパーツを変形させてしまうこともあるのでなるべく錘で力を加えることにしています。
前の二つが完成。
そして後ろの二つも完成です。
難しい工作ではありませんがなかなかいい感じです。ただちょっと物足りないところも。
防水シートだと言うのに、ちっとも防水っぽくない。もちろん、紙ですからね。そこで「防水感」(そんな言葉があるのか?)を出すために一工夫することにしました。このシートに光沢があったらどうでしょう。ビニールのような素材やキャンバスに薬品を塗って防水加工を施した感じになりませんか。そこで以前も使った水性のクリアラッカーの登場です。
下の写真のものは、縦方向、横方向にそれぞれ一回塗ったのですが、たしかに光沢が出ました。光の当たり方によってはよく光を反射し、防水シートっぽくなりました。なかなかいいですね。
このラッカーですが、塗るときには毛の柔らかい筆で塗り、塗り重ねるときにははじめの塗装がよく乾いてからにしないと塗りムラが出来てしまいます。前の方のハッチはちょっとそれをやってしまいました。まあ、自分では満足してますが。
はい、今日の作業はこれでお終いです。全体を写してみました。奥には今回活躍してくれたペリカン社の水性クリアラッカーも写っています。
さてこのハッチから船倉にどんなものが入れられたのでしょうね。前の二つ目のハッチは6 cmほどありますから実際には15 mの長さになりますね。これくらいだと電気機関車も入りそうですが、日本はこの頃はもう鉄道車両は輸入していませんよね。P. Kuckuk, Die Ostasienschnelldampfer Scharnhorst, Potsdam und Gneisenau des NDL.という本に輸出入品について少しだけ書かれていますが、原材料やせいぜい部品の類いが多かったようで、今日のようにドイツの機械が世界中を行き来すると言うことはなかったようなのです。しかし量はともかく自動車等のドイツ製の工業製品も運ばれていたのではないかと思っています。ちなみにこの急行汽船での輸送は特別料金が必要だったそうですから、今で言えば空輸のような感じで高価なものもあったのかもしれません。また調べてみます。
登録:
投稿 (Atom)