このデッキは、下部プロムナードデッキの上にあり、オープンデッキですがやはり周囲を一周できるようになっています。風が通り抜けるような構造になっていますので、蒸し暑い日には格好の散歩コースかもしれませんが、1等のお客限定なのでしょうか。下のメインのプロムナードデッキも1等客用なら、1等客にはかなり贅沢なスペースということになりますが、ツーリストクラスはそれだけ窮屈な思いをしているということになりますね。とはいってもこの船は一等と二等だけの2クラスだけなので、大西洋航路の豪華客船/移民船の等級格差ほどではないようです。
閑話休題、作業に入ります。
上の写真がその部材と既に完成している部分を並べたところです。よく見るとボートダビッド基部の位置とプロムナードデッキの窓の配置に整合性がないのがわかります(特に最前列)。実際の写真と見比べて、このペーパークラフトキットの設計に誤りがあると判断して修正することにしました。
下の写真の赤線をひいたところが修正部分です。他も何となくずれているのですが、修正するのは最前列だけにしました。
あとの作り方は、これまでと同じです。しかしこれだけの本数の支柱を残して台紙から不要部分を切り取るのは大変な作業です。この部分は何とかこの作り方で済ませることにしますが、手すりの作り方にはイノベーションが必要ですね。
一本だけ手すりの横棒を設置しました。部分ごとに糊付けして設置しました。
見ただけで、気が遠くなりそうです。神経を張りつめる作業で疲れるでしょう。しかし、設計印刷上のズレはJSCでもよくあり、愕然としますね。どうしてかな? もし日本で作れば、きっとそういうミスはないと思いますね!
返信削除Quinquinさん、コメント有り難うございます。
返信削除日本のメーカーは、要求度が高いのでしょう。ポツダム号のキットは、マニュアル作成のようです。味があります。
手すりを台紙から切り出すこのやり方、私の中でだんだんと定着してきましたが、やはり厳しいですね。一つ代替案があるのですが、いつから試そうかと試案中です。