上部プロムナードデッキ(ボートデッキ)の手すりの作業が続いています。
今回は、別の工法でやってみました。
これまでは、手すりの支柱は台紙に描かれたラインを中心にして両サイドを切り離してストライプを残して使っていまいした。大分定着したのですが、カッターの刃がなまってくると、支柱が壊れてしまったり、壊れないように安全な工作をすると支柱が太くなり、不揃いになってしまったりします。そこで別の工法を考えたというわけです。
上の写真:
今回の部材には、ボートダビッドの基部がありますので、まずはその太さのストライプを作り、上下に糊をつけて台紙に貼ります。実際に基部の部材になる部分には糊がつかないようにします。
下の写真:
次に支柱になるストライプを厚紙から切り出します。これなら均一な太さで作れますし、失敗がありません。かなり楽に安定して作れます。
そしていつものようにボンドでコーティングした糸を水平のバーとして、台紙のラインに合わせて貼っていきます。糊付けはボートダビッドの基部だけです。
下の写真:
糸をボートダビッドに接着したことで、台紙と糸の間には、厚紙一枚分の空間ができています。そこに切り出しておいた支柱用のストライプを滑り込ませて、糸に接着していきます。
薄いすき間にそれとほぼ同じ厚さのストライプを入れるのはなかなか骨が折れます。はじめは引っかかって容易に入りませんでした。無理に入れようとすると折角直線上に貼った糸を歪めてしまったり・・。
そこでストライプの先を薄く削り、スロープのような形にして細いすき間に入りやすくしました。ちょっとした思いつきですが、これをするといとも簡単にストライプが台紙と糸の間に入ります。
この支柱用のストライプと糸で作ったバーとの接着ですが、糊付けは、滑り込ませる前にストライプの上にほんの少しボンドを置き、ストライプが滑り込むときに糸にそのボンドが塗られるようにします。定位置まで入れたら、糸を軽く上から押さえると支柱とバーがくっつきます。
下の写真:
全部の支柱を滑り込ませて接着しました。接着のためのボンドが少な過ぎるかなと危惧しましたが、今のところしっかりとくっついています。
今回の新しい工法はいかがですか。これまでの工法と比べると安定度は高いのですが、それほど楽ではありません。手間はほとんど変わりません。
メリットは、手間が同じなら、安定してできる方がいいというくらいですかね。次回はボートダビッドの基部に他の部材を貼付けて、この手すり全体を切り出します。
なるほど。それなら、仕上がりが安定しますね。しかし、劇的に手間が省けるわけでもなく、結局、手すり作りは地道な作業しかないということでしょうか。このところ、ハイペースで進んでいますね。写真を拝見していると私も作りたくなりますが、10時11時帰宅で忙しく、目がしょぼしょぼして、とても細かい作業をする体力も気力もありません。そのうち、少しはヒマになることを期待するのみです。
返信削除コメント有り難うございます。この工法のアイデアが浮かんだときは、もう少し楽にできるかなと思ったのですが、それほどでもありませんでした。でもこの工法は始めたばかりですので熟練すればもう少し楽になるかもしれません。期待しています。
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