艤装は、上のデッキから順番に済ませることにしました。上のデッキは船の中心にありますので、下のデッキに細かい部品が先に付いていると、それらを壊してしまいそうですので、このような順番になりました。
まずは最上階の羅針儀デッキとその後方にある半層分低くなったサンデッキの艤装を行います。
予め手すりを作っておきます。横棒はボンドでコーティングしたミシン糸。縦の支柱は紙です。キットの手すりは、紙に縦横の黒いラインが描かれた紙の板ですのでそれを利用して支柱を切り出し、糸を設置していきます。
下の写真は、コンパスデッキの一番前の手すりで、他よりは少し間隔が粗いのですが、前方と両サイドを一直線に作ってから角を90°に曲げました。糸は適度な強さがありますので、カーブを作るのは容易なのですが、直角に曲げるのはなかなか難しい。一度切り離してから直角に接合した方がきれいにできたかもしれません。
細かな部品は、空調の装置の他、コンパスとベンチ。なかなかきれいにはできませんが、400分の1だったStefan Batoryに比べれば、組み立てているという感じ。前作は、ベンチに至っては、もう紙を潰しているような感じでした。
コンパスデッキの後ろは、サンデッキです。大西洋航路の船だとここには温室が作られていることが多いですね。冬園という意味のWintergartenやソラリウムと呼ばれることがありますが。
この船は、大西洋航路ではなく、熱暑のインド洋を横断しますので、温室は不要ということなのか、そのような設備はありません。コンパスデッキと煙突の後ろにはベンチがおいてありますので、乗客がここまで登ってこられるものと思われますが、サンデッキは風が吹き抜ける手すりで囲まれただけのオープンデッキになっています。
手すりの付けられたデッキを前方から見たところですが、無表情だったフロントに、手すりが付いたことで表情ができてきました。
次の二枚の写真は、後方から手すりの付いたデッキをみたところです。煙突の後ろに4つベンチが置かれています。テラス上になった下の甲板を見下ろすのはどんな気分だったでしょうね。直ぐ下にはプールもあります。
手すりが付いたのはまだたったこれだけ。艤装と手すりの設置、気が遠くなりそうです。
大西洋航路の船と違って、東アジア航路の船はハウスが短く、オープンなところが多いので、それだけ手すり作りも多くなります。
歩むような緩慢さですが、自分の足(手)で進まなければ旅は終わりません。水戸黄門のテーマソング「人生に涙あり」でも歌いながらこつこつ作っていきます。
手すりが始まりましたね。デッキが広くて、当分、手すり地獄ですか? ところで、私は、水性の木工用ボンドを糸に擦り込んでいますが、Berliner さんはボンドをそのまま原液で擦り込んでいるのですか。それとも少し薄めていますか。原液だと、ところどころダマのような部分ができるのですが。支柱を、紙に印刷された手すりをガイドにして作っているとは、考えてみれば当然ですが、なるほどと思いました。しかし紙1枚では弱いのでは? 2枚くらいはり合わせて、細く切り出しているのですか? その支柱と糸の手すりも、ボンドで接着しているのですか? いろいろ細かい質問ばかりですいません。ここのところが肝心なので。
返信削除帰国の由、よかったですね。暑いですが、日本の休暇を楽しんでください。
Quinquinさん、コメント有り難うございます。
返信削除回答したのですが、確定する段階で飛んでしまいました。また書き直しますので、しばらくお待ち下さい。