鋭意製作中

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2011年11月20日日曜日

NDL Potsdam (45) - 作業再再開 - 手すり

ふねきちさん、コメントへの回答、こちらに書きますよ。

はい、再再開しました。これからこの「再」の字がいくつ付くんでしょうね。船が完成する頃には、ブログはほとんどこの字だけで埋まっていたりして。

あるいは、何回再開しても、それはやはり「再開」であって、そもそも「再再開」などというのはおかしいのでしょうか。

そんなことはどうでもいいことですね。ふねきちさんに言われて急いで再開しましたので、まだ一つの部分ができる前の状態ですが、とりあえずご覧あれ。今日の作業は、手すりの一部です。下の写真を参照。


中央の部材で作業が進んでいて、手すりの支柱になる部分を残して間隙部を切り抜きました。そこにボンドをコーティングした糸を接着しました。これだけ大きな部分を接着するのは難しいですね。手際よくやらないと、最初に糊付けした部分が、最後に糊を置いた頃にはもう乾いてしまって、接着力を失っているということもあります。糊付けは面倒でも部分的にやって、それを繰り返した方が、結局は手間がかからず、しっかりと糸を接着できるかもしれません。

しかしこのシートだけでも何と手すりの部材が多いことか。

日が短くなってくると、こういう細かい仕事に挑戦する意欲が失われてきます。冬至まであと一ヶ月足らずですが、午後4時には大分暗くなっているし、そうでなくても北ヨーロッパの冬の空はべったりと低い雲が地上の人間世界を圧迫していますので、一層仕事の意欲が奪われます。

ふねきちさんは、ヨーロッパの夜をご存知ですか。夜が暗いというのは、夏の白夜でもない限り日本もドイツも変わりません。日本とドイツが違うのは、そのくらい夜を人工の灯で明るくしようとしないところでしょうか。レストラン、酒場はもちろん、街路や住宅だって、灯はあってもうすぼんやりとしていっこうに明るくありません。

ドイツに来たばかりの頃は、ゲルマン人は暗い森で生活していた時代が長かったから、暗いところに慣れていて明るい照明を必要としないのかな、と思っていたのですが、どうもそうばかりではないようです。夜というのは、暗いもので、その暗さを楽しむもの。暗いという自然に逆らって昼間のように明るくしてまで仕事や細かい作業をするなんていう不自然は許されないんでしょうね、この国では。

というわけで冬の間は、濃霧の中を行く船のごとく、進んだり止まったりですが、どうかお許しあれ。

ふねきちさんのブログは、作業の進捗如何に関わらず、拝見しています。神戸の明るい空が羨ましい。

4 件のコメント:

  1. これは老眼の私には辛そうな作業ですね~。
    でもこんなのが楽しかったりする訳で、完成するとその作業も報われるんですよね。
    ボチボチ作業して下さいね!

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  2. DOCKさん、コメント有り難うございます。
    そうなんです。老眼も作業が緩慢になってしまった理由。7月に一時帰国して東京で眼鏡を作ったとき、老眼鏡は必要ありませんよ、と言われて気を良くしていたのですが、細かい作業のときはやはり老眼鏡の方が楽だということがわかって、またがっくり。
    普段は必要ないんですけどね。細かい作業をしたので老眼鏡が必要になるほど視力が下がったのでしょうか。と考えると、この趣味、体に悪いですね。

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  3. 『夜というのは、暗いもので、その暗さを楽しむもの。暗いという自然に逆らって昼間のように明るくしてまで仕事や細かい仕事をするなんていう不自然は許されないんでしょうね』ですか・・・
    うーん、名言!
    なるほどなぁ・・・今の私は毎日煌々と明かりをつけ、黙々と残業しているので、自然の姿ではありませんね!早く帰宅するようにしよっ!

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  4. ふねきちさん、コメントありがとうございます。
    うちの近所の街路灯は、点灯するときに、パチパチパチ、ボッっていう音がします。これってガス灯じゃないかと思うのですが、どうなんでしょうね。
    明るさは、ほの暗く、かつてのアニメ「妖怪人間」の背景の街のような感じです。慣れないと薄気味悪感じもしないでもありません。

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