鋭意製作中

8月に入りましたまだ完成していません。
今月こそ完成へ!

2013年5月10日金曜日

NDL Potsdam (91) - ベンチ一つ

 亀の歩ですが作業は続いています。今回は、ベンチの製作です。

 108がそのベンチです。二つありますが、今回は一つのみ。もう一つはどこにつくのでしょう。間違えなく作ってきたのですが、他にベンチを設置する作業は、組立説明書には見当たりません。どこかで見落としたのでしょうか。それとも一つはスペア?




 パーツを切り出し、山折り、谷降りの部分に切り込みを入れて折りやすくしました。細かいパーツほどこれをやっておくと効果が出ます。折り目はきっちりと角ばって欲しいですからね。これをやらないとどうしても丸まってしまって格好が悪くなります。


 ただし切り込みを入れたり、パーツを切り出したりすると、どうしても紙の白い部分が出てしまいます。キットは塗装(印刷)済ですが、紙の白い部分が出てしまうのは仕方ありません。その部分はペンや絵の具で塗装します。

 そして甲板上に設置。前にはカーゴハッチが見えますね。昔の船は、客船と言っても貨物のウエイトも大きいので、旅客のスペースにも積載や収納のための装置が混在しています。この甲板はツーリストクラス(2等)用なのでなおさらです。


 当時の写真を見ると、旅客はハッチのカバーの上に寝転がったりしていたようです。今のクルーズ客船では考えられない光景です。


2013年3月24日日曜日

NDL Potsdam (90) - カーゴダビットの架台

今日は日曜日、久しぶりに工作の時間ができました。小さなパーツですが、カーゴダビットの架台を作製します。

表裏を貼り合わせた厚紙を切り抜きます。バーの載る部分のRは、パンチを使って切り抜きます。ハサミやカッターではこの丸みは出ません。
切り出したら側面を黄色で塗っておきます。そうしないと紙の白が目立ってします。

そして組み立てた一つはフロントデッキに設置します。設置する部分には甲板上に印が付いていますので迷うことはありません。黒、グレー、白、赤に黄色のアクセントが加わりました。

もう一つはリアデッキのプール甲板との境に設置します。ここはツーリストクラスの乗客のための甲板になっているのでしょう。一等客用のものに比べると小さいのですが、プールもあります。

残りの独立した架台の設置は、バーの設置と同時に行い、それによって位置を確定することにします。

2013年3月21日木曜日

NDL Potsdam (89) - マストの製作 (4)

さてマストの製作の最後は後方マストです。作り方は前方とほぼ同様。ディテールアップは、プレート状になってしまう部分をパイプとして作り直すこと、それと見張り/作業台の手すりですが、こちらは今回は糸ではなく黒色の紙を使って作りました。前方マストでは、糸で手すりを作ると支柱が少ないだけに強度面の問題が起きるということがわかりましたので、今回は紙を使ってみました。ブラックの紙をなるべく細く切ったのでこちらも強度的には問題ありです。

下の写真はキット付属のプレート部材を自作のパイプで置き換えたもの。細いパイプですがなかなかうまくできました。


こちらは紙で作った手すり。やはり糸に比べるとどうしても太くなってしまいますね。


マストの先に手すりを載せました。白い支柱も当然黒く塗ります。

仮設置しました。上半分が黒いのは何か理由があるのですか?


ここの部分で一番苦労したのは、実は本体への取り付けです。このキット後方の甲板で数ミリの狂いがあり、マストが付くべきところに壁がはみ出しています。

穴をずらすということも考えたのですが、できてしまっている甲板に別の穴を明けるのは、紙の性質上困難ですので、マストの部分に切り込みを入れ、はみ出た壁を跨ぐようにして本体に挿入することにしました。これはマストの芯を作るときから考えていたことでしたが、かなりぴったりにはまったのには驚きでした。当造船所の技術もなかなかですね。



2013年3月18日月曜日

NDL Potsdam (88) - マストの製作 (3)

今回はディテールアップをしてマストを完成させます。

ディテールアップは見張り台(?)の手すりです。今回は黄色の糸を使って作りました。小さいものですが、作り方はこれまでと変わりません。困るのは支柱の数が少なく不安定なこと。しかしそこは仕方ありませんね。作った後に壊さないようにする以外に対策はありません。

そしてこれはキットに附属のパーツで、自分で作ったものでありませんが、Dampferlichtを付けます。見張り台の前の白いパーツ。Dampferlichtは、何と訳すのでしょうか。


さてできた前方マストを本体に仮設置してみました。やはりマストが付くと当時の汽船らしくなりますね。


今回でマストの工作は終わりかと思ったのですが、まだ後方のマストが残っていました。というわけで次回に続きます。

2013年3月11日月曜日

NDL Potsdam (87) - マストの製作 (2)

レポートが随分と長くお休みになっていました。ブログってこうやって消えていくのかなぁ、などと思い浮かべて染ましましたが、この船の完成までは何としても続けます。

ところでどこから再開すればいいのか。それすらも忘れてしまいました。そうそうマストを作っていたんですね。実はマストはもうほとんど出来ています。途中、端折ろうと思いましたが、そうもいきませんね。思い出しながらレポートします。

前回、柱を作りましたので、今回は細かい部分をつくります。パーツはこんな感じ。



実に細かい。zbとzcというのはどうも横棒、ドイツ語でRah(ヤード)という部材です。このまま組み立てるとそのヤードが角柱になってしまいますので、別の部材を丸めて円柱にします。その他は素直に作ることにしましょう。

下の105 lは、デリックがマストに固定されるときのジョイント部です。製図がちょっと粗い気もしますが、このまま使います。製図は、コンピューターグラフィックではなくなく手書きなんですね。



先ほどのヤードですが、紙をゴロゴロと転がしながら中空部を残さずにソリッドな円柱を作ります。





これに色を塗って適切な長さにカットするとヤードができあがります。

細かく説明するとまだいろいろとあるのですが、ほとんど忘れてしまいましたので、こんなところでご容赦頂きたい。これらを組み立てるとマストらしくなります。


こちらはトップまでイエローなので前方のマストです。自作ヤードを設置したので、キットの部品が余りました。着色はちょっとムラがありますね。

梯子はプリントです。別に作ってディテールアップをしたいところですが、きれいにできるかどうか自信がないので、今回はこのままにします。

ベルリン造船所、久しぶりに稼働です。あちこち錆び付いています。